子育て世代のひとりごと

小学、中学、高校の子どもの子育てに奮闘中のお母さん世代のつぶやきです・・・

大人の病気じゃなかったの?今、子供に糖尿病が急増しているようです!

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生活習慣病の筆頭である糖尿病。

食の欧米化が進んで以来、日本でも年々患者数は冷え続け、今や日本の国民病といわれるほどにポピュラーな病気になっています。

 

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簡単に言えば、糖尿病はインスリン作用の不足に基づく慢性の高血糖状態を来す代謝疾患。そして、この状態を放置してさらに悪化すると、最悪失明に至る網膜症や末端の壊死につながる神経症、腎症といった合併症を引き起こしてしまうため、とても怖い病気といえますね。

こうした性質から糖尿病は中年以上の大人がかかるもの・・・と思われがちなのですが、意外とそうではないとのこと。

実は糖尿病の中には子供が主に発病するタイプのものがあり、しかも今、子供の糖尿病患者が急増しているらしいのです(゚д゚)!

それはいったいなぜなのでしょうか? また、子供の糖尿病に対し、私たち親はどのように気をつけたらよいのでしょうか?

今回は、多くの医師に指摘されている子供の糖尿病についていろいろ考えてみたいと思います。

 

子供に多い1型糖尿病!その原因は?

既にご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、糖尿病には1型と2型の2つのタイプがあります。

一般的に私たちが糖尿病と呼んでいるものは、生活習慣病の一つに数えられている中高年に多いタイプ。

これはカロリー過多や運動不足、肥満が原因で発病する「2型糖尿病」で、糖尿病の90%以上を占めるといわれています。

 

しかし、問題はもう一つの「1型糖尿病」。

数が圧倒的に少ないとはいえ、2型糖尿病とは異なり膵臓にインスリンを作る能力がほぼない状態のため、放置すると昏睡状態を起こして死に至る危険があるというかなり厄介なものです。

そしてこの1型糖尿病は、子供に多く発病するんですね。だから、小児糖尿病という言い方をされる場合もあるくらいで、乳幼児にもみられ10歳から15歳の間に発病年齢のピークがあるのだそうです(>_<)

 

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では、何をきっかけに子供のこのような糖尿病が発病するのかというと、きっかけはほぼウィルス感染なのだとか。

かつては小児糖尿病は遺伝性の病気であると考えられていたようですが、今ではウイルス感染、あるいは化学物質の影響を受けたことによって、すい臓でインスリンをつくるβ細胞を攻撃する免疫細胞(自己免疫)がつくられ発病することが明らかになっています。

やっぱりウィルス感染って怖いんですね(>_<)

 

そして、一旦発症してしまうと、成人の糖尿病と同様、完治することはなく、一生合併症を併発しないよう治療によって血糖コントロールを行なっていなかければなりません。

しかも、その治療は2型のような食事療法や運動療法では追いつかないため、ずっと大変なインスリン療法を行なっていかなければいけないのです。辛いですね・・・

ウィルス感染で病気になったりすることは子育てをしていく中で避けがたいものだけに、そのあと糖尿病へと発展してしまっていないか、私たち親は気を付けてあげなければならないということでしょうか。

糖尿病になってしまった子供にみられる症状って?

では、子供が糖尿病を発病してしまったかどうか見極める目安はどこにあるのでしょうか?

糖尿病になったときにみられる初期症状をチェックしておきましょう。

  • やたらと喉が渇き、水やお茶を欲しがる
  • 飲み物をよく飲むようになった分、おしっこに行く回数が増える
  • 全身がだるく、すぐ疲れるようになる
  • たくさん食べるのに体重が減っていく

 

そう、成人にみられる2型糖尿病とまったく同じなのです。

しかし、子供の場合は「まさか」という意識が親にもあるせいか、糖尿病だとはなかなか気づきません。

それに、1型糖尿病の場合は、2型のようにインスリンが効きにくいとか、分泌量が足りないといったレベルではなく、ほぼ分泌されないという重度の状態のため、気づかずに放置してしまうと、症状はさらに進行し、食欲が低下して昏睡状態(=糖尿病昏睡)に陥ってしまいます。

 

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これは、インスリン不在により、糖がエネルギーとして細胞に取り込まれないため体内の各細胞がエネルギー不足の状態になるためと、血液中の高血糖を薄めようと細胞内の水分も奪われ脱水状態になるためで、手当が遅れると死に直結してしまうそうです。

つまりは、早急に気付き適切な治療を病院で受けなければならないということ。

子供を危険な状態に陥らせないためにも、子供の糖尿病について親はきちんと知っておかなければなりませんね。

2型糖尿病を発病する子供も急増中!子供の糖尿病予防のために親ができることは・・・

さらに、子供特有の1型糖尿病に加え、近年、2型糖尿病の発病が低年齢化し、中学生や高校生で糖尿病になってしまう子供たちが増えてきていると指摘されています。

これはまさに食生活を含めた生活習慣の乱れによるもの。

あまり運動をせずに、スマホやゲームばかりする子供たちが増えてきているからです(>_<)

そして、食生活はますます欧米化がすすみ、子供たちのおやつとしてファストフードのハンバーガーやコンビニのジャンクフード、スナック菓子、清涼飲料水が頻繁に食されています。

 

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肥満児童が増えていることからも、子供の2型糖尿病が増えている現実は納得という感じですね。 当ブログにおいて痩せたい願望が高まる成長期のダイエット!やってはいけない方法とおすすめの方法をチェック!で成長期の過度なダイエットは危険とご紹介いたしましたが、同時に肥満もできる限り予防しなければなりません。

いくら大きくなって手がかからなくなってきたとはいえ、中学生・高校生の時期はまだまだ体づくりの真っ最中です。

子供の食生活は親がきちんと管理してあげなければダメですね(#^.^#)

子供の糖尿病に関するまとめ

糖尿病は一旦なってしまうと完治は期待できないため、その後一生のあいだ合併症を併発しないよう食事療法や運動療法、薬物療法を行なっていかなければならず、大人でも辛い病気です。

ましてそれが子供となると、先の人生が長い分、血糖コントロールを続けていかなければならないのは更に辛いですよね。

1型糖尿病は原因が自己免疫によるものであり、直接的にはウィルス感染や化学物質の影響がきっかけとなるということなので、予防は難しいかもしれませんが、少なくとも2型糖尿病については親が生活管理をすることでかなりの部分防げると思われます。

我が家も子供が大きくなるにつれて、子供たちが自分で「ちょっとコンビニでおやつを買って」という機会が増えてきましたが、今後は少しうるさがられても口出しするようにして、今一度子供たちが食べるものの管理は徹底していきたいと思いました(^^;)