子育て世代のひとりごと

小学、中学、高校の子どもの子育てに奮闘中のお母さん世代のつぶやきです・・・

夏に流行る「手足口病」!プールで感染する?また罹った場合はいつからプールに入れる?

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6月に入りましたー!

子供たちの学校では、そろそろプールが始まりますね(#^.^#)

・・・と、ここで心配なことが。プールの季節になると流行ってしまうのが、プール熱やヘルパンギーナ、手足口病といった夏風邪です。

子供が熱を出すと、大体はこのいずれかですね。。。

しかし、夏風邪の中でも手足口病は、高い熱が出ないことも多々あり、発疹もわかりにくく汗疹(あせも)と間違いやすいので、親がちょっと気づきにくいのが難点です(>_<) そして、気づくのが遅れるがゆえに、意外と重症化して学校をしばらく休まなければならなかったりするんですよね。

 

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なので、今回はこの手足口病について、ちょっと詳しくご紹介したいと思います。

 

手足口病ってどんな病気?一般的な症状は?

夏風邪の一種である手足口病は、主にコクサッキーウイルスA16(CA16)やエンテロウイルス71(EV71)といったウイルスによって引き起こされる感染症です。

一般的には5歳以下の子供がかかる病気なのですが、プールの季節は小学校の高学年や中学生も罹ってしまうので、注意が必要なんですよね(^^;)

罹ってしまうと、体にだるさを感じたり、食欲がなくなったり。下痢や吐き気をもよおすこともあります。

熱に関しては、高い熱が出ない場合がほとんど。出ても軽い熱なので、普通の風邪だと勘違いしてしまいます。

しかし、実はよくみると、口の中や手のひら、足の裏などに2~3mmの水疱性発疹が(>_<)

これが「手足口病」という名前の由来なのですが、本当に手と足と口の中を中心に、場合によってはお腹やお尻にも水疱(水ぶくれ)の発疹が出るのです。

 

では、同じように夏に流行るプール熱やヘルパンギーナとはどこが違うのでしょうか? 違いを判断する目安は、発熱です。

まず、プール熱は、アデノウィルスと呼ばれるウィルスによる感染症で、症状としては、喉の傷みとともに38℃~40℃前後の発熱、そして結膜炎です。

なので、高い熱が出たら、まずはプール熱を疑うこと。その上で、目やにがひどかったり、赤く充血してきたらほぼ確定です。

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そして、ヘルパンギーナは、プール熱と同様、38℃~40℃前後の高い熱が出るのですが、結膜炎の症状は出ず、とにかく喉が痛くなります。

あまりに痛くて食べたり飲んだりできなくなることもあるくらい(>_<)

この喉の傷みが一つの目安になりますね。

また、口の中に口内炎がたくさんできることもあるといわれています。

喉の奥の方に小さな口内炎ができるのもヘルパンギーナの特徴ですので、覚えておくと判断材料になりますね。

 

子供が熱を出すと、ほとんどの親御さんが病院に連れて行くと思うのですが、子供が2人目、3人目となってくると、発熱程度では受診しないこともありますよね(^^;)

1日熱が出てすぐ下がったという程度ならそれでもいいかもしれませんが、2日以上高熱が続くような場合は、安易な素人判断は禁物です。ぜひ病院を受診するようにして下さいね(#^.^#)

手足口病ってプールでうつるの?感染経路は?

では、気になる手足口病の感染経路についてはどうなのでしょうか?

調べてみると、手足口病の感染経路は、飛沫感染・接触感染・糞口感染の3つ。

なので、プールでもしっかり感染しますね(>_<)

  • 飛沫感染・・・咳や唾液から感染
  • 接触感染・・・直接触れることで感染
  • 糞口感染・・・排泄物から感染

 

先にも触れたように、手足口病は発熱を伴わないことがよくあるため、罹っていることに気付くのが遅く、プールに入ってしまう子も少なくありません。

だから、よくプールの授業があった3日後くらいに発病してしまったりするんですよね。

他の子に感染を広げないためにも、手足口病にかかった場合は出来るだけ早く気づきたいもの。やはり子供の様子には目を光らせておきたいですね(^^;)

罹った場合、回復にかかる期間は?いつからプールに入っていいの?

手足口病にかかってしまった場合、その治療に関しては特効薬がないそうです。

インフルエンザの時のように、バチッと効いてくれる薬があるわけではないということですね。

故に、症状を抑える治療が中心とか。 口内に発疹ができたり、口内炎ができたりで思うように食べられないこともあるようですが、脱水症状にならないよう水分摂取だけ心がけていればまずはOKだそうです。

感染症なので、熱がなくても幼稚園や学校に行くことはできませんが、発疹が落ち着き、水疱が乾燥してきたら登校しても大丈夫です(#^.^#)

 

ただし、遊具での遊びやプールについてはもっと慎重になった方がよいようです。

例えば、水疱はつぶれると感染を起こして面倒なことになるので、水疱がなくなるまで、学校での鉄棒や登り棒はやめたいところ。 プールも、発疹がふやけてつぶれたりすると、他の子に病気をうつすだけでなく、自分自身にも細菌感染が起きてしまうのでやめたほうが無難です。

中学校にもなると、プールの授業を休むと成績に影響するから・・と焦って早くプールに入ろうとする子もいる(実際に娘のクラスにいました)のですが、発疹が十分に乾燥してしまうまでここは十分期間を取って頂きたいと思います。 ぜひ慎重に判断してあげて下さいね(#^.^#)

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夏は子供たちが元気に遊びまわるイメージですが、意外と様々な病気が流行る季節でもあります。 これから始まる梅雨も高温多湿のためウィルスや細菌が繁殖しやすいので要注意ですよ!