子育て世代のひとりごと

小学、中学、高校の子どもの子育てに奮闘中のお母さん世代のつぶやきです・・・

子供にとって「食育」はなぜ大事?食育がもたらす効果について考えてみました!

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昨日の晩、ファミレスでバイトをしている娘(今回は、今年専門学校に進んだ長女の方ですww)が帰ってきて、「お腹すいたー」と早速食卓についたものの、何だか考え事をしている風でぼそぼそとご飯を食べていました。

入れてきたお味噌汁を食卓におきながら、私が「バイト先で何かあった?」と尋ねると、「いや・・・、うちの店にさ、毎日晩ご飯を食べにくる母子がいるんだけど、毎日同じものを食べはるんやんか。幼稚園くらいの子に毎日ファミレスのご飯って、そんなんでいいんかなと思って。」とのこと。

娘がバイトしているのは、某激安のイタリアンファミレス。 ドリアが300円くらいで食べられるくらい、お値段的にはありがたーいお店なのですが・・・

毎日そこのご飯を食べるのは、さすがに栄養面とか添加物とか塩分とかいろいろ心配。まして、体をつくる大事な成長期ともなると・・・ねぇ。娘が心配になる気もわかります。

でも、いろいろ聞いてみると、そういう人は少なくないんですって。

毎日同じような時間にきて同じ席に座る・・・そして、同じものを注文して食べて、ドリンクバーで2時間ほど時間を潰して帰られる・・・そんな方もいらっしゃるとか。

翌日の子供のお弁当のおかずに、一品料理をお持ち帰りされる方もおられるそうです。。。 なるほど・・・・・・

 

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今の日本社会は食生活が乱れていると盛んに言われていますよね。

魚と野菜を多く食べていた頃の食生活に比べ、どんどん欧米化した今は、若い人を中心に魚離れが進み、すべての世代において野菜不足が指摘されています。

その影響で血液がドロドロになって脳梗塞を起こしたり、血管がもろくなって脳出血を起こしたり・・・はたまた中性脂肪やコレステロールがたまって肥満・メタボになったり、糖尿病になったり・・・食生活の乱れからくる病気も蔓延しています(>_<)

一方、子供に目を向けても、大人同様の生活習慣病が増えつつある現実が一つにありますし、精神的に不安定な子、キレやすい子といった精神的な側面で問題を抱えている子も増えています。

どうやらこれらに共通している問題が「食」。 私たちの体は食べたものからできている以上、何を食べて育つかは、その後の人生に大きく影響するのです。

だからこそ、「食育」が叫ばれるようになって久しいですよね。

今回は、そんな「食育」に関してその重要性を見直すべく考えてみたいと思います( `ー´)ノ

 

そもそも「食育」とは?子供に「食育」を施す理由とは?

そもそも「食育」ってなんでしょう?

調べてみると、食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること・・・と定義されています。

その上で、食育基本法において、「生きるための基本的な知識であり、知識の教育(知育)、道徳教育(徳育)、体育教育(体育)の基礎となるべきもの、と位置づけられています。

つまり「食育」とは単なる料理教育ではなく、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化についての総合的な教育を意味しているのです。

 

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うーん、わかるようなわからないような・・・。

生きていくためにものすごく大事なことだというのはわかるのですが(^^;)

そこで私なりに解釈してみました。

「食育というのは、直接的な意味で言うと食事は食べることではあるけれど、単に料理の問題ではなく、それが脳や心、そして体の成長に大きく影響する大切な問題。

だから、何をどのように食べるかが重要なんだよ」・・・こんな感じでしょうか(#^.^#)

 

そうなんです、食べる行為やものにもっとこだわってほしいのです。

そして、個人的には併せて「飽食」についても考えてほしいと思ってます。

日本では毎日、売り上げ至上主義のもとでたくさん廃棄される食品が出ていますが、ちょっと目を外に向けてみると、食べたくても食べられない飢餓にあえいでいる人たちもいる・・・ 食べることに対する感謝やマナー・礼儀といったことをすべてひっくるめて「食」の問題ととらえ、その全体の中で子供たちに「健全に生きていくために何をどのように食べるの?」を学んでほしいなと感じています。

 

言い換えれば、食についての問題に対し、私たち一人ひとりの意識を高め、改善しようとしていく取り組みが「食育」なんじゃないだろうかと思うのです。

あ、ちょっとごちゃごちゃになってきたな(^^;)

つまり、まとめてみると、「食育」とは・・・

  • 食べ物に対する知識を持ち安心安全なものを選べるようになること
  • 食事の重要性・楽しさを理解すること
  • 食文化に対する理解を深めること
  • 食べ物に対して、また食べられることに対して感謝すること

 

こういうことがちゃんとできたら、私たちはみんなもっと健康に幸せになれるんじゃないかな(#^.^#)

 

子供の年齢別に見た「食育」のポイントは?

では、具体的に子供たちの「食」に対する意識を高めていくために、私たち大人はどんなことに気をつけながら「食育」を行なっていけばよいのでしょうか?

よくよく考えてみると、どの子供たちに対しても決して一律のものではないと感じましたので、子供の年齢別にポイントを整理したいと思います。

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○1歳くらいまでの乳児期

母乳・ミルクから離乳食への切り替わりを含むこの時期は、必要な栄養素を満遍なくバランスよくとることが最重要。 なので、先々に偏食にならないよう、まずはできるだけさまざまな食品に慣れさせることが大切ですね。

 

○幼稚園くらいまでの幼児期

代謝機能が発達し、歩いたり走ったりと動きが活発になるこの時期には、体の発達もさることながら、大まかな好みとともに食習慣が身につく大事な時期でもあります。 1日3回の食事をきちんと行うこと、好きなものや甘いおやつばかりを与えるのではなく、栄養バランスのとれた食事を親と一緒に摂ることなどを実行したいですね。

 

○小学生の児童期以降

学校でのお勉強や給食が始まるこの時期は、食事の楽しさとともにマナーや食についての知識も少しずつ学ばせていきたいものです。 そして、歯が永久歯に生え変わったり、骨がぐんと成長して身長が伸びたりする貴重な時期なので、必要な栄養素が不足しないよう気を配りましょう。

 

子供の「食育」に関するまとめ

「食育」という言葉が固いので、なんだか面倒なものに感じてしまう方もいらっしゃると思いますが、結局のところ「食育」とは、健康に幸せに生きていくために、「食べるもの」や「食べること」がいかに大切なことかを知ることなのです。

 

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今の日本は、ちょっと外に出てお金を払えば安い金額で外食だってできますし、コンビニにはお手軽な食べ物がたくさん売られています。

けれど、安易にそういったものを食べていると、肥満になってしまったり、若くして生活習慣病になったりしてしまいます。

また逆に、「痩せていることが何よりかっこいいことだ」なんて思いこんでしまうと、極端なダイエットに走り、深刻な摂食障害に陥ったりもしてしまいます(>_<)

「食」って、私たちを幸せにしてくれるものでもあるし、間違えば危険なものにもなってしまうんですね。

 

つまり、私たち次第ということです。

だから、「食」に対して正しい理解をしていきたい。そのために「食育」って大事なことなんだなとよくわかりました(#^.^#)