子育て世代のひとりごと

小学、中学、高校の子どもの子育てに奮闘中のお母さん世代のつぶやきです・・・

子供の視力低下は避けられない!?予防と対策に親ができることとは?

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親にとって子供の成長は、大きな喜びであり楽しみである反面、逆にさまざまな心配事を抱える原因にもなりますよね(^^;)

その一つが、視力。

幼いころは良かった視力も成長していく過程でいつのまにか下がり、学校でもらってくる視力検査の結果はだんだん悪くなってくる・・・そんな子供がとても多いように感じます。

うちもまさにそんな感じでしたし(>_<)

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ゲームやスマホが普及している現在では、その傾向はさらに強くなってきているのではないでしょうか。

でも、親としては、できるだけ子供に眼が悪くなってほしくないし、早いうちからメガネをかけさせるのはかわいそうだと思ってしまいます。

子供の視力が下がっていく傾向に対して、私たち親ができることってないのでしょうか? 今回は、子供の視力についていろいろ考えてみたいと思います(#^.^#)

 

子供の平均視力は下がり続けている!?その原因はやはり・・・

生まれたての赤ちゃんは、目が開いていても見えていないのはご存知ですよね? それが1~2カ月もすると光に反応するようになり、動くものを目で追うようになってきます。

3カ月頃になると、親の顔をみてニコーッと笑ってくれるようになるため、私たち大人は「ちゃんと見えている」と思いがちですが、この時期はまだぼんやりとしか見えていないんですね。

そして、幼児期の視力もとても不安定なのだとか。完全に安定した状態になるのは10歳前後といわれていますので、子供の視覚機能の発達って思いのほか緩やかなんですね。

なのに、最近の状況をみると、幼稚園ぐらいの子供でも長時間スマホゲームをしたり、タブレットのような小さな画面で動画やアニメをみたりして目を酷使してしまっています。

入学前からこんな状況の子も少なくないので、当然、年々子供の視力は低下してきているのです。

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全国の5~17歳を対象に行なった文部科学省の調査結果をチェックしてみると、小学生の平均視力は、裸眼で1.0未満の割合が1979年度は17.9%だったのに対し、2016年度には30%以上と大きく増加する傾向を示しています。

最近の細かい年齢別の内訳をみてみると、幼稚園児で26.8%、小学校で30.9%、中学生は54.0%、高校生は63.7%とのことです。

中学生以上では半数を超える勢いなんですね。何とも残念な数字です。。。

この原因は、いわなくても明らかなように、スマートフォン(スマホ)や携帯ゲーム機などの長時間利用。

しかも、成長期の中でも特に視覚機能が不安定な幼児期からそういうものに長く触れる生活をし、外で遊ぶ時間が減ってきているため、この傾向が強まっていると専門家の方々が指摘しています。

興味深い関連性だなと思ったのですが、外で遊ぶ時間が長い子ほど視力の低下率は低いのだそうです。

外では遠近さまざまな対象物に視線を向けますもんね。これがピント調節を司る筋肉や神経には良いとのことです。

スマホゲームに熱中しているこの中にも視力が低下しない子がいるのはそのためで、そういう子はゲームもするけど、遠くのものをみるなどして眼精疲労を上手に緩和させているのです。

ここはやはり、親の出番。 スマホやゲーム機の使用はきちんと時間を区切り、目を休ませたり、外で遊ばせるなどして視覚機能が落ちないようにしてあげなければいけませんね。

低下してしまった子供の視力・・・それは仮性近視?真性近視?

とはいえ、親といえど完璧に子供の生活をコントロールできるわけではないので、どうしたって視力が低下してくることもありますよね。

そんな場合、子供の視力はいったん低下してしまうと、もうどうしようもないのでしょうか?

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調べてみると、一概にそうとも言えず、中には回復するケースも少なくありません。

 

例えば、子供の視力の発達過程はその時受けているストレスや体調などにも影響を受けるようで、一時的に視力が落ちてしまったものの、心身の回復とともに視力が回復することも実際に起こっています。

また、近視には大きく分けて「仮性近視」と「真性近視」という2つの状態があり、仮性近視の場合は治療やトレーニングによって視力が回復しやすいといわれていますので、まず子供の視力がどちらに該当するのかはっきりさせるために眼科を受診する必要がありますね。

  • 仮性近視=遠近調整する眼筋の使い過ぎにより一時的に視力が低下するもの。(偽近視と呼ばれることもある)
  • 真性近視=仮性近視から更に進行して角膜の変形(屈折性近視)や、眼球の変形(軸性近視)によって視力が低下するもの。

 

そうなんです、仮性近視の場合は、近視の中でも早期の段階のため、眼球自体にダメージはなく早めに治療をすれば回復することも可能ですが、この状態を放置するなどして真性近視に進んでしまえば、角膜や眼球の変形を伴うため、治療をしても回復は望みにくくなってしまいます。

ということは、子供に視力の低下がみられても何もせずに諦める手はありません。

まずは眼科を受診し、視覚機能がどのような状態にあるのかを確認しなければならないということです。

そのためにも、毎日の生活の中で子供の様子をちゃんと観察し、「あれ?見えにくそうにしているかな?」「目を良く擦っているな」など変化に気づいてあげなくてはなりません。 親自身がスマホにばかり夢中になっているようではダメだということですよね(^^;)

子供の視力回復のために親ができることとは?

子供の視力低下について最近の傾向とそこに潜む問題点について述べてきましたが、以上はあくまでも一般的なお話であり、強度近視の場合などは親からの遺伝という素因も作用しますので一概に言えない部分があることも事実です。

一説によると、両親ともが近視の場合はそうでない人に比べて8倍の確率で、また片親が近視の場合は2倍の確率で子供が近視になる可能性があるとされています。

しかもこうした数字さえ統計上「このように考えられる」という程度であって、まだまだ分からないところはたくさんあるようす。 強度近視であれば、さらにその傾向は強まると想像できますので、親がどんなに気を付けていても早い時期から子供の視力に矯正が必要になるケースもあるでしょうね。

 

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しかし、子供の視力は6歳までの目の使い方が最も大きくその後に影響するといわれています。

高校生まで成長してしまったうちの子はもう遅い話ですが、まさにこの時期のお子さんを育てていらっしゃる親御さんは、まだまだ取り返せますので、お子さんの様子に十分気を付けてあげてほしいなと思います(#^.^#)