子供の集中力を高める方法とは?習い事やスポーツを上手に活用しよう!
「うちの子は集中力がなくて困るわ・・・」そんな風にため息をつくママたちって意外に多いのではないでしょうか?
特に勉強に関して。 私も自分の子供の勉強態度を見ていて、何度そう思ったかしれません(^^;)
やっと始めたと思ったら、しばらくするとソワソワしはじめ、その何分後かにチラッと見に行くと、もうワークを脇にやってお友達にお手紙を書いたりしてる・・・ で、「なんだ?1時間もやってないじゃん」ってつい言ってしまうんですよね。。。
スマホのゲームなら1時間でも2時間でも平気で集中できるくせに。
その集中力ってやらなければならないことに向けることはできないのでしょうか?
・・・ということで、今回は子供の集中力について考えてみたいと思います。
子供って集中力が続かないもの!?集中力を妨げる原因とは?
ここ近年、小学校や中学校の先生方のあいだで「集中力を持続できない子供が増えている」と話題になっているそうです。
一生懸命聞いてほしい授業もいつのまにかぼーっと聞くようになっていたり、やり始めたことにすぐ飽きてほかのことをしてしまったり・・・一つのことを集中してやり遂げるということがなかなかできないみたいですね(>_<)
でも、専門家に言わせれば、それは今に始まったことではないのだとか。そもそも子供とは集中力を持続できないものらしいのです。
というか、大人も含め人間はそれほど集中力を持続できるものではないといいます。
時間でいうと、3歳くらいの幼児でわずか5分、小学校低学年は15分、小学校高学年は25分、中学生では30分程度の時間が集中力の限界とのこと。
大人でも約50分が限度で、しかも、周りの音が聞こえないほど集中できる時間は約15分と言われています。
ということは、そもそも子供に長い時間集中しろというほうが無理なんですね。
では、もっと長い時間勉強しなくちゃいけないときはどうするのか?・・・それは、集中する時間と休憩(クールダウン)の時間をうまく繰り返していくことなのだそうです。
つまり、15~30分間をきっちり集中し、息抜きをして次の集中に備えるということをいか上手にするかにかかっているということ。
メリハリを上手につけられる子が集中力の高い子というわけなのです。
では逆に、子供の集中力を妨げる原因って何でしょうか?
調べてみると、普段何気なく送っている日常生活の中に子供の集中力をダウンさせる原因があるのです。 それは・・・
- 睡眠不足(6時間は必要)
- 騒音・雑音(注意を引く音)
- 周りからのプレッシャー(親の過度の期待など)
- マイナス思考(どうせ自分には無理だから・・・など)
ここでもやはり睡眠が関係してます。
精神的な安定を図る意味でも、脳の機能性アップのためにも、眠ることはものすごく大切なことなんですね。
そして、集中力を発揮するためには環境も大事だということ。
よくファミレスやファストフードで勉強している子たちが「シーンとした静寂の中より適度に音があったほうが集中できる」なんて言いますが、一般的には音はやはりない方が集中力にはプラスになるみたいですね。
あとは、精神状態の問題です。 親がプレッシャーをかけ過ぎたり、マイナス思考によって自らにストレスをかけてしまうようでは集中力は発揮されないとのこと。
このあたりは、普段からの親の声掛けなどでどっちにも転びそうなので、子供への言葉には注意を払いたいところですね(^^;)
子供の集中力は習い事で身につくって本当?
とはいえ、子供の集中力は習い事によって身につけることもできるそうです。
この習い事については、当ブログでも子供の習い事ってどうしたらいい?おすすめの習い事やいつから始めるか等について考えてみました!で人気ランキングなどをご紹介しましたよね。
あの中に、まさに子供の集中力を高めるトレーニングになる習い事があったのです。
それは、まずはピアノ。
ピアノは指先を使うものですし、楽譜を読んで正確な音の鍵盤を押さえるという2重に集中力が必要な行為です。 それ以外にも、鍵盤を弾く力の強弱で感情表現をしたり、テンポを正しく保ったりと気を抜けない場面の連続ですよね。
だからこそ、ピアノを練習することで集中力が身につくといわれているようです。
また、指先を使うことで脳の発達を促進するという意味では、そろばんもいいみたいですね。
そして、運動においては、水泳が集中力を高めるといわれています。
外からの騒音が遮断され独特の感覚になる水中は、泳ぐこと一点に気持ちを集中させやすいからです。 子供に運動をさせたい希望をお持ちの場合は、まず水泳を習わせてみるといいかもしれませんね(#^.^#)
子供の集中力向上にスポーツが役立つことも・・・
もう一つ、子供の集中力を高めるうえで効果的と言われているのが、運動です。
これは個人的にものすごく興味深かったのですが、運動量と子供の成績は比例しているというデータがあるのだそうです( ゚Д゚)!
だから、運動後に勉強をすると記憶力と集中力が高まるといわれているわけですね。
その根拠は、運動により脳への血行が良くなることで海馬が活性化するためだとか。
まして、そのスポーツが好きなものであるならば、ストレス発散ができる効果もプラスされるので尚更勉強に集中できますね。
だからでしょうか、オリンピック選手の中には毎日長時間トレーニングをしているのにも関わらず、成績がものすごく良い人っていますよね。
時間がないはずなのに成績優秀の理由は、運動による集中力を高める効果と、好きなスポーツをしている分時間がないので勉強には短期集中で取り組める姿勢がついているという事情が関係しているということでした。
なので、私たちの子供の場合も、部活動は勉強時間を取られるからダメ・・・ではなく、むしろ集中力を高めるプラス材料になるかもしれません。
もちろん、そこには「両立させる」という子ども自身の意思が必要になります。
4月から中学や高校でクラブ活動をどうしようか迷っているご家庭は、このスポーツと集中力の関係も参考になさってみてくださいね(#^.^#)
子供の集中力に関するまとめ
以上、子供の集中力について考えてみましたが、結局はその子次第とは言いながらも、私たち親の関わり方も大きく影響しているということがわかりました。
食事や睡眠、勉強できる環境といった生活を整えてあげることも一つですし、うるさく怒り続けたり、プレッシャーとなるような言葉をかけないようにするということも大事ですね。
因みに、栄養補給の観点からの補足ですが、今の時代は集中力をアップさせるサプリというものも販売されています。
それは子供の成長サポートサプリを手掛ける企業の「デキスギジュニア」というサプリですが、これは記憶力や判断力を司る脳機能が低下した高齢者の認知症対策に用いられるイチョウ葉エキスを子供向けに配合した、脳機能の向上を図る児童学習サポートサプリメントです。
イチョウ葉エキスの学習に関する論文結果を受け、臨床試験もきっちり行われていますので、活用してみるのも一つの手ですね。
また、「褒めてあげる」ということが子供の集中力を高める動機づけになるも事実のようです。
褒めてあげることで子供の中に良いサイクルが生まれる・・・もしかしたら、それが何よりなのかもしれません。
集中できていないことを叱るよりも、少しでも集中できた事実を褒めてあげる。その繰り返しで少しづつ集中力がついていくといいですね(#^.^#)