子育て世代のひとりごと

小学、中学、高校の子どもの子育てに奮闘中のお母さん世代のつぶやきです・・・

成長痛とはどういうもの?膝やふくらはぎ、かかとが痛い場合の対処方法とは?

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子供をここまで育ててきた中で今ひとつ理解できなかったのが「成長痛」。

それほど運動をしなかった上の子からは、あまりどこかが痛いなどと言うのは聞きませんでしたが、幼いころからよく走り回っていた下の子は昔からやたら「足が痛い」と言っておりまして・・・。特にかかとの傷みを訴えることが多かったんです(>_<)

酷いときには、歩くのがキツイくらいだと。 それで整形外科によく行ったのですが、レントゲンを撮ってみても問題ないとのこと。

知人にもよく「それは成長痛だね」といわれたものでした。

高校1年生になった今、まだ時々「かかとが痛い」とか「ふくらはぎが痛い」などと言っています。

これはさすがに成長痛ではなく、部活のやりすぎでちょっと傷めてるのかな?・・・と思い整骨院に通ったりしているのですが、今ひとつ原因がよくわからない。。。 それともまだ成長痛なんでしょうか???

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・・・ということで、今回は子供の成長痛についていろいろ調べ、まとめてみたいと思います(^^;)

 

そもそも成長痛って何?

子育てをした方なら誰でも一度は耳にしたことがある「成長痛」・・・簡単に言えば、これは、成長期の子供に起こる原因不明の傷みです。

ただし、「成長痛」という名称は固有の疾患を示しているわけではなく(つまり、病名ではなく)、痛みが成長期のみに起こるという観点に基づいて便宜的に用いられている総称だとか。

医学的にも様々な説や見解があり、明確な定義自体もまだなされていないものなのだそうです。

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とはいいつつも目安となる定義が一応あり、それによると、成長痛とは、12歳未満という小児期の、特に夜間に起こる原因不明の下肢の痛みをさすとのこと。

つまり、「12歳未満の小児で、特に原因なく夜間に両下肢に痛みが生じ、翌日になると痛みが軽快して障害などは全くなく普通に歩ける状態となっている疾患」とのことです。

成長痛が出る年齢はいくつくらいまで?また、その原因は?

ん?12歳未満?・・・では、15歳になったわが子の痛みは成長痛ではないのかしら?

しかし、より調べてみると、先にご紹介した定義は狭義のもので、もっと広くとらえた広義の意味では、年齢問わず成長期の子供に起こる痛みの総称としても用いられる場合もあるとか。

ということは、結局、思春期の終わりまで含めた成長期全体で原因がはっきりわからない痛みが起これば、それはすべて「成長痛」というわけ(^^;)

そりゃ、はっきり理解できないはずだわ・・・

では、成長痛は一体何が原因で起こってしまうのでしょうか?

それには次の4つの原因が考えられるとされていました。

  1. 筋肉と骨の成長のバランスが崩れている
  2. 疲労感が痛みとして表現されているもの
  3. 心理的ストレスからくる自律神経の乱れ
  4. 運動等で負担がかかった結果あらわれているもの

 

まず第一の原因として挙げられているのが、骨と筋肉の成長のアンバランス。

当ブログでも身長を伸ばす サプリメントは全部嘘なの?安さだけでなく安全も両方考慮すべきですなどで詳しくご紹介してきたように、成長期には骨に「骨端線」という軟骨組織があらわれ、ここが細胞分裂を繰り返すことで骨が大きく成長し、結果、身長が伸びます。

このとき、骨が急激に成長すると腱を通じて筋肉が引っ張られるようになるとのこと。すると、骨の成長に筋肉部分が追い付かず、骨と腱の間が炎症して成長痛の痛みの原因になるのだそうです。

特にスポーツなどをしていて各関節に負荷がかかり過ぎていれば、その痛みも大きく出ますよね(>_<)

だから、運動をしている子に多く成長痛は感じられるのかも知れません。

また、痛みが出やすい部分は、筋の付着部が多いそうです。 足の付け根や膝、かかとといった部分が傷むのも納得なわけですね。

成長痛と思われる痛みが出たときの正しい対処方法とは?

では、こうした痛みが出たときはどのように対処すればよいのでしょうか?

 

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先に触れた通り、基本的に成長痛は「原因不明の痛み」。

だからこそ、夜はすごく痛がってなくこともあるくらいなのに、翌朝になるとケロッとしていて走り回ることだってできる・・・ なので、一般的には何もしなくてよいのだそうです。

何かするとすれば、痛がっている部位を軽くマッサージしてあげるか、温めてあげればOKだとか。

というのも、成長痛には心理的なものも大きく影響しているようで、「構ってほしい」という子供の深層心理の表れであることも少なくないようです。

スキンシップを測り「大丈夫だよ」と抱きしめてあげることも必要かもしれませんね(#^.^#)

 

ただし、すべてのケースにこれが当てはまるわけではありません。

痛みが本当に夜間だけで翌日には普通に歩けているのか?痛みは消えているのかなどをきちんと確認する必要があります。

特にスポーツをしている子の場合には、成長痛に紛れて、実は「オスグッドだった」という場合も多いといわれています。

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オスグッドとは、オズグッドシュラッター病の略で、10~15歳の成長期の子供が跳躍やボールをけるスポーツをし過ぎると膝下に痛みが出るスポーツ障害です。

この場合は、放置してスポーツを続けていると、脛骨に変形が起こり、膝下が飛び出てきたりします(>_<)

休めば痛みは引きますが、治らないうちにスポーツを始めるとまた痛みが再開し骨の変形につながりますので、そういった場合はまずしっかり体を休めること。そしてストレッチやアイシングを常に行なって使った筋肉はクールダウンするよう心がけて下さいね(#^.^#)

また、オスグッドのほかにもキーンベック病やベルテス病など成長痛と似た症状を呈する器質的疾患もあります。

やはり安易に「それは成長痛だから心配ないよ」と片付けるのは危険ですよね。

鳥越苦労に終わってもいいので、子供痛みを訴えたら、まずは病院にかかり診てもらうようにして下さいね(#^.^#)