痩せたい願望が高まる成長期のダイエット!やってはいけない方法とおすすめの方法をチェック!
子供が心身ともに大きく変化していく成長期。
親としては、その変化が楽しみな反面、滞りなく成長していっているのだろうかと心配になったりします。
一方、子供自身はというと、何も考えずに暢気に大きくなっていっているわけではなく、心身ともに微妙なバランスの中で成長していっています。
特に、10代半ばの思春期あたりになると、周囲との比較の中で自我意識に目覚めるため、人間関係に関する悩みが多くなったり、何かと自分の容姿を気にしたりするようになるんですよね。
これも青春ですね(#^.^#)
実はうちの娘もそんな思春期真っ只中。
今までは高校受験という現実に意識がフォーカスしていたので、思春期のお悩みなどは影を潜めておりましたが、先日無事推薦入試で合格が決まり受験勉強から解放されましたので、お友達との関係のことが気になりだしたり、「そろそろ脱毛に行かなくては」とか「ダイエットを始めなきゃ」と言い出したりするようになりました(^^;)
特にダイエットに関しては、「高校入学までに○○㎏にする!」などと言い、あれこれ決めごとを作っている様子なので、無茶をしないように私もちょいちょい監視しているところなのです。
だって、成長期は心と体を健全に成長させていく大事な時期。
ダイエットで身体を壊されてはたまりませんもんね。
なので、今回は成長期の子供のダイエットについて、いろいろ考えてみたいと思います。
そもそも成長期にダイエットって必要?やり過ぎるとこんな弊害があるんです
聞けば高校生あたりは、特にダイエットをしたがる時期なんだとか。
その理由は、一つには多感な思春期の時期には自己意識に敏感になるからという精神状態もありますが、大半は、テレビの向こうにはスリムな女優さんやタレントさんがいっぱいいて、それが「かわいい」とされる美意識が植え付けられているせいだと思われます。
「私もああなりたい」と自然と思ってしまうんでしょうね。
しかし、心身ともに発達段階の成長期に過度なダイエットを行なってしまうと、栄養不足が生じてしまい、正常な成長に問題が生じてしまうのです。
しかもその問題は、見過ごすことができないほど深刻だったりするんですよ(゚д゚)!
【過度なダイエットが招く成長の弊害】
- 骨や筋肉が育たないから体が大きくなれない、また骨が弱くなってしまう
- 月経の停止や子宮・乳腺の発達不良により、生殖機能の成長が阻害される
- 脳の発達に支障がでる、またうつ病になりやすくなってしまう
- 摂食障害を起こしてしまう
- 肌荒れや毛深くなる、毛が抜けるなど美容面にも悪影響が出る
ただでさえ多種多様な栄養素がバランスよく必要とされる成長期に間違ったダイエットを行なってしまうと、すぐに栄養不足が生じ、不足が生じた部分の成長がストップしてしまいます。
その代表的な症状が、低身長や骨折しやすいもろい骨、運動機能の低さですね。
しかし、それ以上に怖いのは、女性としての生殖機能に支障がでること。
成長期に行なった無理なダイエットが原因で将来生理不順になったり、不妊症になったりといったことも珍しくはないようで、「あの時ダイエットなんてしなければよかった」と後悔する人も多いそうですよ。
それに、発達は見た目にわかりやすい体だけではなく脳もなので、脳の成長に必要な栄養素が不足すれば未発達のまま成人してしまうこともあり得るといわれています。
そしてこのことが原因でうつ病を発症してしまうケースもあるとか。
そうなってはもう、お勉強ができる出来ない以前の問題ですので、成長期には特に栄養不足を発生させないように気をつけなければなりませんね。
さらに、一部が異常に強調された美意識が暴走すると、拒食症や過食症といった摂食障害に陥ってしまいます(>_<)
実はこの病気は、場合によっては命の危険も伴う厄介なものです。
完治には長い年月が必要になり、このときに負った体のダメージに長年苦しむ女性も多いといわれていますので、そうならないよう私たち親は細かく気を配りたいですね。
成長期にやってはいけないダイエット方法とは・・・
では、成長期にはどんなダイエットをしてはいけないのでしょうか? それは、具体的には次のようなダイエット方法です。
- 特定の栄養素・食品をとらないダイエット(炭水化物ダイエットなど)
- ○○だけを食べるダイエット
- 運動をせずに食事量を減らすことで痩せようとするダイエット
- 薬を使うダイエット(下剤など)
そうなんです、これらはすべて一度はブームになっている人気のダイエット方法。
いずれも間違った考え方のダイエット方法なのでどの年代で行なうのも好ましくありませんが、特に体も心も発達途上にある成長期においては致命的なダイエット方法なのです。
では、逆にどのようなダイエット方法を行なえばよいのでしょうか?
実は、成長期に痩せたいならば、気を付けることはたった3つだけ。
これを完璧に守れば、まずほとんどの子が健康的に痩せるのです。
それは・・・
- 間食にスナック菓子と甘い炭酸飲料(コーラなど)を口にしない
- 3食きちんと食べ、野菜・魚・肉をバランスよく食べる
- 運動する
これだけ?と思われるかもしれませんが、ホントにこの3点だけ。それだけ思春期の子供たちの食生活って、放っておくと乱れがちなんです(>_<)
うちの子をみていても、学校から帰ってきたら「お腹空いた」と間食をするのですが、黙ってみていると、好んで食べているのはスナック菓子だったり、マクドナルドのポテト&ジュースだったり。
それに女子はスイーツが大好きなので、チョコレートを食べたりもしてるんですよね(>_<)
だから、今から彼女が行なうダイエットは、これらを食べないダイエットを行ないます!
その代り、食事に厳しい制限は設けないつもりです。(極端に量が多い場合は別ですよ)
但し、このとき私たち親も調理方法については少々配慮する必要があります。
食欲旺盛な中高生を満足させようと、ついつい揚げ物を作ってしまったりするのですが、これはあまり良くないですよね(^^;)
ダイエットをさせるなら、調理方法は「揚げる→焼く→蒸す・茹でる 」というようにカロリーのかからないものへと変えていきましょう。
さらに、娘には高校へ行ってからの部活に備えて、なまった体を鍛え直すべく運動を再開してもらいます。
そんなに激しいものでなくていいから、学校の部活に顔を出したり、自主練に混ぜてもらったり、とにかく体を動かす習慣を取り戻したいですね。
きっと、これでかなり痩せると思うんです。(かなり確信をもってそういえます。)
またダイエットの結果については、ご報告させて頂きますね(#^.^#)
成長期のダイエットに関するまとめ
成長期の子供、特に女子たちは「痩せなきゃ」や「痩せた方がかわいい」と、いう意識からダイエットをしがちですが、心身ともに発達段階の成長期には、様々な成長部分で支障が出るため過度のダイエットは危険です。
特に、極端な食事制限や薬を使うダイエット方法はNGですね。
それよりも、乱れた食生活を見直し、少しでも運動させることが重要です。
食の欧米化が進み、間食にジャンクフードやスナック菓子、コーラなどの甘い炭酸飲料があふれている状況を考えると、これらを絶つだけでもほとんどの子供がかなり健康的に痩せると思われますので、そのダイエットをおすすめしたいと思います。
その分、私たち親は調理方法を工夫し、栄養バランスの良い食事を用意してあげましょうね(#^.^#)