子育て世代のひとりごと

小学、中学、高校の子どもの子育てに奮闘中のお母さん世代のつぶやきです・・・

今だから確認しておきたい!地震保険の仕組みや保険料、支払いに関するあれこれ

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先週起きた大阪北部地震。

あれから特に大きな揺れを感じることなく1週間が過ぎましたが、それでもまだときおり揺れを感じることはありますので、余震はまだまだ続いているということですよね。

日にちが経つほどに一応は余震のリスクは軽減していくということですので、どうかこのまま治まってほしいと願っています。

 

で、ふと気になったのが、地震保険に関すること。

こうした災害時にはいつも「保険があれば」と思ってしまうのですが、地震保険に関してはどうなのでしょうか?

 

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私自身、普段の生活の中で地震保険に関しては特に意識が薄く、あまり知らないことに気づきましたので、今回よい機会だと思い確認がてらいろいろ調べてみました。ご参考までにそれをシェアさせて頂こうと思います(#^.^#)

あなたの家は地震保険に加入してる?火災保険との関係性は・・・

まず基本事項ですが、ご自分の家が地震保険に加入しているかどうかはご存知でしょうか?

これ、ご主人が契約した場合など、奥さんが「どうなっているか知らない」とおっしゃるご家庭は意外と多いんです(ご存じないという奥様、ぜひ確認しておいてくださいねww)。

 

地震保険といえば、地震もしくは噴火、またはこれらによる津波を直接的・間接的原因とする火災、損壊、埋没、流失によって生じた損害に関して補てんしてくれる保険。

関西に住んでいる身としては、過去に起こった阪神淡路大震災の時にその存在を初めて知り、「ああ、こうした保険は入っているといないとでは大違いなんだな」と感じたものです。。。

でも、意外と知られていないのですが、地震保険は単独で加入する保険ではないんですよね。

居住用建物や家財を対象とする火災保険(住宅火災保険、住宅総合保険、店舗総合保険等)にセットで契約されるものであり、一般的には自動付帯されている保険。だから「入った覚えがないな」という人が多いのもそのためで、改めて意識していなくても加入しているというケースがほとんどみたいです(^^;)

 

とはいえ、加入した火災保険の種類によるところもありますし、加入時に「地震保険は希望しない」として外している場合はこの限りではありませんので、ご心配な場合は火災保険の契約書を確認なさってみてくださいね。

 

地震保険の保険料って?また支払額はどのくらい?

では、地震保険に入っている場合はいくらくらい保険料を払っているの?という問題です。

 

地震保険の対象は「居住用の建物 」と「居住用建物に収容されている家財 」ですが、より重要な建物に関してみてみると、その保険料は「損害保険料率算出機構」によって算出されており、おもに「建物の構造 」および「所在地」によって決まります。

簡単に言えば、都会ほど基本料率は高く、そこから建物の構造が法律にもとづき定められた免震建築物であるか、耐震等級がどうであるかなどによって割引がなされ、最終的な保険料が算出されているのです。

だから、これから家を建てようとなさっている方、地震保険の保険料を少しでも低くしたいということであれば、最新の免震技術を取り入れたおうちになさるといいですよ。そうすれば、最大50%の割引率が保険料に適用されることになります(#^.^#)

 

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一方、そうして納めた保険料に対し、支払いはどうなるかというと・・・ これが残念ながら、地震で家を失ってしまった人が新たに建て直すのに十分な金額というわけにはいかないのです(>_<)

というのも、地震保険の支払い対象とある金額(=地震保険として契約できる保険金額)は、火災保険の保険金額の30~50%の範囲内と決められています。

だから、例えば、2,000万円で新築したばかりの家が地震で全壊した場合に受け取れる保険金額は最大で1,000万円。2,000万円丸々保証してもらえるわけではないのです。 そして加入時から年数が経過している場合、時価という考え方でいくと建物の評価額は徐々に下がって当初2,000万円だった家屋も1,800万円→1,500万円・・・と下がっていきます。

とすると、その金額の30~50%というわけですから、受け取れる保険金額は1,000万円にも満たないのです。

 

しかも、地震保険の保険金の支払額は、実際の損害額に応じて決まるのではなく、損害の程度による4段階の損害区分にもとづいて算出されます。

 

【2017年1月1日以降】

・全損:保険金額の100% (時価が限度)

・大半損:保険金額の60% (時価の60%が限度)

・小半損:保険金額の30% (時価の30%が限度)

・一部損:保険金額の5% (時価の5%が限度)

 

言い換えてみると、この4パターンしかないわけですから、家屋の被害が何%かによって保険の支払額は全違うということです。

例えば、地震による火災で家屋が焼けてしまった場合、70%消失と認定されると「全損」として保険金額の100%=地震保険は50%が支払われますが、69%と認定されたときは「大半損」として保険金額は60%(地震保険料はそこから50%)となります。 1%の違いで支払金額に大きな差ができてしまうシステムだということは知っておく必要がありますね。

 

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また、建物は5,000万円、家財は1,000万円という上限がありますので、豪邸と言われる大きなお家を持っている方にとっては、全然足りないことに(>_<)

支払われる保険金で家を建て直す目的で保険に入ろうとするのであれば、「地震保険ってなにもメリットがないじゃん」となりそうですね。

 

しかし、地震保険の目的は、被災後の生活全般を補てんする意味合いのものと考えたほうがよさそうです。

国が仮設住宅を手配してくれるケースがあるとはいえ、当面の生活費にお金がかかりますし、仕事に行けない場合や仕事自体を失ってしまう場合もありますので、家族全体の生活を支えるには結構な金額が必要となりますよね。 まして抱えている住宅ローンの上にさらに新しい住居の費用が掛かるとなると、間違いなく保険金の支払額は貴重な財源となり得ます。

十分な金額には足りないからといって地震保険は必要ない・・・という判断は短絡的かもしれません。

地震保険って必要なの?マンションの場合は?賃貸の場合は?

ここまで戸建ての持ち家に関する話が主になってしまいましたので、ちょっとマンションの場合の地震保険についても付記しておきたいと思います。

マンション住まいの方はご存知かと思いますが、マンションの場合は、「共有部分」と「専有部分」がありますよね。

なので、分譲マンションを購入した時に加入する地震保険は、「専有部分」に関してのみ個人の判断で加入するということになります。

「共有部分」については、管理組合の判断で、とのこと。 管理組合が加入を決定している場合は、入居者にも当然管理費内で負担額が発生していることになりますね。

一般的には共有部分に関しても地震保険に加入しているところがほとんどとのことでしたが、管理組合で「加入は不要」と決議されていれば解約されているケースがあるかもしれません。

日本各地で地震が起きている昨今、地震のリスクはどの地域に住んでいても存在しますので、万が一が起きた場合、「入っていなかった」では困りますよね。 「共有部分」の加入の有無が不安な場合は、管理組合にお問い合わせしてみてくださいね(#^.^#)

 

では、持ち家ではなく賃貸物件の場合は?・・・ですが、この場合は建物を所有していませんので保険目的の中心は家財一式になります。

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家財というと、高額な家電製品や家具類ですよね。

でも、プラズマTVなどの家電やパソコンなどは地震保険の補償対象ですが、1個または1組の価額が30万円を超える貴金属や宝石、書画、骨董など、いわゆる明記物件は保険の対象となりません。(ただし、家財と別に明記することで保険の目的に入れることが可能だそうです。) この点だけ注意しておく必要があります。

地震保険に関するまとめ

地震保険に関しては、様々な保険の中でも意識が薄く、事が起こってしまってから「あー、入っておけばよかった・・・」と実感するもののようですが、日本は地震大国なので、いつどこで起こっても不思議はありません。

保険なので、保険料は払い続けたものの必要なかった・・・となるかもしれませんが、個人的には、いざというときに困らないよう加入しておいたほうが絶対いいと思っています。これも地震に対する備えの一つですね。

だから、この機会に我が家の地震保険がどうなっているのか確認なさってみてください。 もし、入っていなかったり、更新されていず解約となっている場合は、どうぞご加入を(私は保険会社の人間ではありませんがww)。

 

その場合には、家計を圧迫しないためにも少しでも保険料を抑えたいというのが心情だと思いますので、一括査定という便利なシステムを使って格安の保険会社を探されてはいかがでしょうか(#^.^#)

 

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この一括査定って個人で保険会社ごとに問い合わせて見積もりを取る必要がなく、1回必要な情報を入力するだけで一番お得な保険会社が見つかるシステム。面倒くさがりさんにおすすめなんですよ。

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