子育て世代のひとりごと

小学、中学、高校の子どもの子育てに奮闘中のお母さん世代のつぶやきです・・・

昨日の大阪地震を機に調べ考えたこと・・・前震・本震・余震、そして今後への備えについて

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昨日の朝、大阪が揺れましたね。

私の住んでいる地域はちょっと離れている場所だったので、「なに?怖い!」と感じたのは7時58分に起きた揺れの時だけ。(その後の余震については、揺れを感じる程度で済んでいます。)

震度4という程度の揺れでした。

たくさんの方がおっしゃっているように、「何かが激突した!?」という衝撃のあと、しばらく続いた横揺れ。

阪神淡路大震災を経験している身としては、とっさに「あの時の揺れよりはマシだから大丈夫」と感じることができましたが、そういう経験のない娘はかなり怖かったのでしょう。「キャー、ママー!」と叫びながら自分の部屋から飛び出し抱き着いてきました。 もう心臓はバクバクです。

私たちでさえこれほど怖かったのですから、震度5~6という地域の方々はいかに怖い思いをされたか・・・想像すると本当に胸が痛くなります。

まして、亡くなられたり怪我をされた方もいらっしゃいます・・・

いかに自然災害が恐ろしいか、いかに普段の平穏な生活が有り難いものであるのか、こういうことが起きて改めて感じてしまいますね。

 

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一日経過した今、余震と考えられている揺れはまだ続いていますし、全然安心はできない状況です。

でも、ふと思うのです。 今感じているのは、本当に余震?地震には、本震と余震のほかに前震がありますよね。 今回のはどれに当たるの?

・・・ということで、今回は今後への警戒の意味を込めて地震の揺れについて調べてみました。

 

昨日の地震は本震?余震?それとも前震?どう見分ければいい?

地震に関する知識の極めて少ない私は、地震が起きるといつも「今回起こったのが一番大きな揺れで、続いて起こるのが余震はそれよりも小さなもの」とイメージしてしまいます。

つまり、余震は先に起こった揺れを超えるものではなく、収束に向けてだんだん小さくなっていくととらえてしまうのです。

でも、実際はそうとは限らないんですよね。

 

例えば、2011年に起きた東日本大震災。今になってみると、マグニチュード9.0を記録した東北地方太平洋沖地震が本震なのですが、実はその2日前に「これが本震だろう」と考えられていた震度5弱の地震が同じ海域で起きていたという事実があります。

それだけの大きな揺れは、通常「本震」と考えがち。

なので、そのあとに余震が頻発すると思っていたところ、それらしきものが発生しなかったので、気象庁の方々などは不思議がられていたそうです。

しかし、その2日後に例の巨大地震が起きてしまった・・・

つまり、先の震度5弱の揺れは前震と言われるものであり、2日後に来た最大級の揺れこそが本震だったというわけです。

 

【地震の種類】

  • 前震=一連の地震活動において大きな地震の前兆現象として起こる揺れ。小規模な岩盤の破壊等によって起こるもの
  • 本震=連続して起こる地震の中で最も規模の大きい揺れ
  • 余震=本震で開放しきれなかったエネルギーによって起こる後発の揺れ

 

つまり、何を言いたいかというと、定義上からすると地震は前震→本震→余震の順番で起こるものであり、規模的には本震が一番大きく余震はそれに比べて小さいもの。それは正しい認識なのですが、今回起こった揺れが前震にあたるのか、本震にあたるのかがわからないということなんです(>_<)

だって、これまでのことはすべて一連の地震活動が終息した時に後付けで「こうだった」「ああだった」と結論付けられるものでしかないからです。

なので、今感じている数回の揺れが余震かどうかなんてわからない。もしかしたら、これから本震が来るかもしれない・・・ 地震に対する恐怖は終わらないんです。。。

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まだ継続中の余震・・・いつまで?

じゃあ、どうしたらいいの?・・・となりますが、正直なところ、今起こっているのが余震だと願いながら時間の経過を待つしかありません。

余震は、直後には頻発して一日に何百回と起こりますが、次第に回数は減っていくからです。

一般的に、ニュースなどで特別な警戒を必要とされるのは、本震(と考えられる大きな揺れ)が起こってから1週間程度ですよね。

この期間が一番危険なので、常に警戒しておくように促されるのですが、それを過ぎると私たちはだんだん安心していくわけです。

 

しかし、厳密にいうと、当然例外はあり、数年経った後でもびっくりして飛び起きるレベルの大きめの余震が再び発生することもあるそうです。

実際、現在東北を中心に起きている地震も東日本大震災の余震と考えられるものがあり、まだ終息していないといわれています。

・・・そう考えていると、いつだって安心はできない。結局、私たちは長く続く緊張に耐え切れなくなりマヒしていくか、都合のいいように考えて地震が起こる可能性を忘れていっているだけなんですね。。。

 

本震の可能性を含め今後の余震に備えたいこと

とはいえ、何もしないで普段の生活に戻るだけでは、次に地震が起こった時にまた恐怖と絶望を繰り返すだけになってしまいます。

そうはしたくないし、できれば自分や家族以外の周りの人を少しでも手助けできるようになっていたい。 だから、被災のダメージが少しでも少なくて済むよう準備を行っていきましょう。

今の時点で考えられる備えとしてまとめてみました。

  • 余震に備える心づもりを常にしておく
  • デマに振り回されるのではなく、科学的な根拠がしっかりした情報に耳を傾ける
  • 当面をしのぐための防災セットを常に持ち出せる形で準備しておく
  • 揺れた時に倒れたり落ちてきたり危険が及ばないよう屋内の電化製品や家具をチェックしておく
  • 非常時が起きた場合の避難方法や連絡方法などを家族で確認しておく
  • 倒壊が心配される家屋やブロック塀、崖、裏山などに不用意に近づかない

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もちろん、数え上げればまだまだ出てくるとは思うのですが、とりあえずは最低限これだけのことをしておきたいと思います。

そうしていてさえ、災害時は様々な不測の事態が起こり右往左往してしまうのでしょう。。。 子供や年老いた両親など守りたいものがあるほど不安も心配も大きくなりますよね。

でも、ただ不安がっていても仕方がないので、ここはひとつ気持ちを強く持って臨みたいと思います!

今大変な思いをされている方、まだ何も不便を強いられていない方、いろいろいらっしゃると思いますが、皆さま、頑張りましょう( `ー´)ノ

 

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