食品添加物が危険って嘘?本当?注意すべき食品添加物とそれが含まれる商品をチェック!
人間は生きていくために毎日食事をしますので、当然、私たちの体は食べるもので作られています。
ということは、今、自分の体が健康であるか否かは、何を食べてきたのか、何を食べているのかにかかっているといっても過言ではありません。
もちろん、どのような生活を送っているかといった生活スタイルやストレスの度合いも大いに関係していますが、「食」に左右される部分は最も大きいと考えられるのです。
では、あなたはどのくらい食べるものに気を使っていますか?
今は昔と違ってすごく便利な世の中になったので、スーパーに行けば調理が簡単な時短食材が様々に売られていますし、コンビニに行けば手軽に食べられるスナックやジャンクフードを買うことができます。
また、何も自分で料理を作らなくたって、ファミレスの種類も数も増えたから、驚くほどお安い値段で食事ができますよね。
しかし、こうした食材や食品、出来合いの料理には食品添加物がたくさん含まれています。
今、この増えすぎた食品添加物が問題視されており、その危険性を指摘する声が日に日に多くなってきています。
本当に食品添加物は危険なものなのでしょうか?それとも、気にし過ぎなだけでしょうか?
今回はこの食品添加物の危険性についてまとめてみたいと思います。
食品添加物が危険といわれるのはなぜ?また危険なのになぜ使うの?
なぜ そもそも食品添加物とはどういうものかというと、
- 保存料
- 甘味料
- 着色料
- 香料
など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるもの。
そのすべては厚生労働省によって使用が許可されたものであり、現在日本で使われている食品添加物は1500種類以上といわれています。
では、こうした食品添加物が危険だといわれるのはどうしてなのでしょうか? それは、多く摂取することで人体に
「発がん性をもたらす」
「アレルギーを発症させる」
「胎児に奇形や先天性障害をもたらす」
「鬱やキレやすい性格の原因になる」
といった悪影響が懸念されているからです。
これは様々な研究機関が実験から導き出している見解のようですね。
では、なぜそんな危険が潜む食品添加物を使うのでしょうか? それは、食品添加物を使うことで得られるメリットが大きいからにほかなりません。
どのようなメリットがあるのかというと・・・
- 見た目がよくなる
- 保存がきくようになる
- 食材の品質や味を一定に保つことができる
- 値段が安くなる
例えば、食品はすぐに変色してしまうので、着色料を使わなければ、食材は美味しそうには見えません。
食欲をそそらないものは、誰も食べたがらないので売れませんもんね。
そうすると、作る側・売る側は困るわけです。 また、保存がきくと食品が長持ちしたり、遠いところから食品を運んできたりできるようになるので、生産地以外の人たちにも広く届けることができるようになります。
このことは食品の値段が下がることにもつながりますよね。
さらに、食材の品質や味を一定に保てるということは、ファミレスなどの外食産業には必要不可欠。
経験の少ないアルバイト店員でも簡単に調理ができたり、品質がどれも同じなので食中毒防止などの管理がしやすくなるため、フランチャイズチェーン店などではとても重宝しますよね。
このように、食品添加物がもたらすメリトにはとても大きなものがあります。
生産者のみならず、一般消費者の私たちもこの恩恵に預かっているということなのです。
数ある食品添加物の中で摂取量を抑えたい危険度が高いものはどれ?
このように、現在の豊富な食生活を支えている食品添加物は、一応、安全性とその有効性が科学的に評価され、厚生労働大臣が認めたものだけが使用できるように決められています。
故に、食品メーカーは安全性と必要性を訴えているわけですが、いろいろ調べてみると、やはり大量に摂取することを避けたい危険な添加物もあるように思われます。
具体的にどういったものかというと・・・
合成甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK) ダイエット食品やノンカロリー食品によく使われていますが、これらには発がん性が認められるほか、内臓疾患やリンパ球の減少等々を招く危険性が指摘されています。
亜硝酸塩(ナトリウム) ハムやウインナーといった食肉加工品にピンク色を保つために使われていますが、発ガン性、うつ症状、頭痛、記憶障害などのリスクが心配されています。
タール色素(合成着色料) 飴やゼリーといった菓子類、清涼飲料水、ジャムなどの着色に使用されていますが、不妊症の原因となるほか、胎児への悪影響、発ガン性が指摘されています。
安息香酸Na 清涼飲料水、栄養ドリンク、エナジードリンク、清涼飲料、水炭酸飲料、シロップなどに保存料として使用されていますが、発ガン性が認められるほか、神経障害、変異原性(細胞の突然変異)、めまい、食欲不振の原因になり得ます。
ソルビン酸、ソルビン酸K(カリウム) コンビニ弁当、ハム・ソーセージ、漬物、佃煮などに保存料として使用されていますが、発ガン性、免疫障害、成長不順、腎臓肥大が心配されます。また、ソルビン酸は治療法が解明されていない免疫障害である「膠原病」の一因とも言われています。
防カビ剤(ポスト・ハーベスト)、OPP、OPP-Na、TBZ(チアベンダゾール) グレープフルーツ、レモン、オレンジ、バナナ等、海外から船で輸送されてくる輸入柑橘類・果物の防カビ剤として使用されていますが、発ガン性、胎児の先天性障害、遺伝子損傷性、変異原性、染色体異常のリスクが高まると懸念されています。
食品添加物の危険性を減らすための対策とは?
では、こうした危険性の高い食品添加物をできるだけ摂取しないようにするためにはどのような対策をとればよいのでしょうか?
上記は、数ある食品添加物の中でも特に危険性が高いといわれているものです。 これらを食生活から一切排除することは難しいと思われますが、むやみに摂取しないように気を付けることは可能ですよね。
それが、唯一の対策となるようです。 そのためには、以下の点に気を配ってみて下さいね。
- 便利なコンビニ弁当やお惣菜購入を減らし自炊する。
- 食材を買う際は、カット品ではなく固まりのものを買って自分で調理する
- 食品を買う際は、裏面の成分表示をチェックする
これだけで全然摂取する食品添加物の量は違ってくるんです。
ファストフードや外食、コンビニの弁当を減らし、できる限り自炊するのがおすすめ。
またその際も、食材を購入するときは、肉も魚も野菜もカット済みのものは出来るだけ避けるようにして下さい。
刻んであったり、スライスされている食材には劣化を防ぐために保存料などが使われていますよ。
そして、食品の成分表をチェックして、どのような添加物が使われているのかチェックする習慣も意外と効果的です。
自分の体にどのような成分が入るのか逐一確認していると「あまり摂りたくないな」と思うようになるみたいですよ。
「添加物は悪で、無添加は良いと安易に決めつけるのはやり過ぎ」だと思いますが、できるだけ体内に入れないようにした方がいいことは間違いないようです。
お子さんのためにも、ご自身の健康維持のためにも摂り過ぎには注意して生活していきましょう(#^.^#)