身長を伸ばすには食べ物や成分で意識的に摂取したいものは何?
身長を伸ばす為には、毎日食べる食事の内容を充実させることがとても重要です。
たんぱく質やカルシウムなど、身長を伸ばすために必要な栄養素は沢山挙げられますが、具体的にはどのような食べ物を食べたらよいのでしょうか。
また、どのような成分がどのような働きをするのかを考えながら、身長を伸ばす方法を探っていきましょう。
お子様に人気の身長を伸ばす作用のある成分が含まれる食べ物を使った料理もご紹介します。
身長を伸ばす 食べ物から摂取したい成分の作用とは?
まずは、「アルギニン」からです。
アルギニンは身長を伸ばす栄養素として今、注目されている成分です。耳にしたことがあるというかたも多いのではないでしょうか。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を活性化させる作用があります。身長を伸ばすには、成長ホルモンはとても重要な要素ですね。
アルギニンの含有量が最も豊富な食べ物は大豆類です。大豆たんぱくには豊富なアルギニンが含まれています。
一度に沢山の量を摂取で切る食材ではありませんが、味噌や醤油など調味料にも含まれているので身近な食材で摂取できます。
肉類にもアルギニンは沢山含まれています。牛肉、豚肉、鶏肉など、肉類全般から摂取することができます。
特に豚肉のゼラチン質に豊富です。また、魚介類では、エビ、マグロにアルギニンが豊富です。エビは肉の約1.5倍のアルギニンが含まれていますし、マグロは、アルギニンの吸収を高めるビタミンB6も豊富です。
続いて、「テストステロン」です。
テストステロンは男性ホルモンの一種です。性ホルモンは骨の成長に関わっていると言われているので身長を伸ばす物質としてあげられることも。
栄養素として食べ物から取り入れられるものではありませんが、良質なタンパク質、亜鉛、一価不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸、含硫化合物、Dアスパラギン酸、ビタミン、DIMなどの栄養素を摂取することによって、テストステロンの分泌を促進させることができます。
肉類、魚類、卵、大豆類、乳製品に含まれるたんぱく質と亜鉛、オリーブオイル、アーモンド、アボカド、チーズ、赤身の肉、ココナッツオイル、卵の黄身、ダークチョコレートなどに含まれる一価不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸、タマネギ、ニンニク、ニラ、ねぎなどに含まれる含硫化合物などを、バランスよく摂取することによりテストステロンの増加が期待できます。
次に「シトルリン」です。
シトルリンはアミノ酸の一種で、主に血管に作用する成分です。血管を広げ、血流を促進させることにより疲労回復、冷え性の解消など、血の巡りに関する悩みに活躍する成分です。
このシトルリンは体内でアルギニンと相互に変換されています。アルギニン同様、成長ホルモンの分泌を促進させる効果がある、とも言われ身長を伸ばす効果が期待できます。
シトルリンはスイカ、メロン、冬瓜やキュウリなどの瓜に含まれています。
しかし、食べ物に含まれている量はそれ程多くはなく、シルトリンを摂取する場合はサプリメントを用いることが多いようです。
続いて「ビオチン」です。
ビオチンは、ビタミンB群に分類されるビタミンの一種です。ビタミンB7と呼ばれることも。身長を伸ばす為にはビタミンも欠かせない栄養素です。
しかし、ビオチンはあまり耳慣れないビタミンですね。身長を伸ばすために必要なビタミンとして特に重要なものは、ビタミンDをはじめ、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB6、ビタミンB12の5種類と言われています。
なぜなら、それぞれ、骨の形成、成長や成長ホルモンの分泌促進に関わるビタミンだからです。
ビオチンといえば、別名コエンザイムRと呼ばれているように、皮膚や粘膜を健常に保つ物質です。
ビタミンの一種であり、補酵素でもあります。そのビオチンが身長を伸ばす方法にも関りがあるのはたんぱく質の生成に関係していることが考えられます。
卵、レバーや、ピーナッツやヒマワリの種のような豆類、かれい、ししゃも、まかじきやうなぎ、アサリなどの魚介類、マイタケやえのきだけなどのきのこ類に多く含まれています。
身長を伸ばす レシピ本から人気の食べ物をピックアップ
身長を伸ばしたいと願うママや家族が様々な料理にチャンレンジし、たくさんのレシピ本も出版されていて、子ども達に大人気のメニューも多いです。
ここでは、人気の食べ物をピックアップしていきます。
まずはマシュマロです。
「マシュマロココア」
純ココアを温めた牛乳で溶かし、マシュマロを好きなだけ乗せてレンジで調理するだけ!美味しく簡単なところが人気です。
牛乳はたんぱく質、カルシウムが豊富です。ココアにも身長を伸ばすために必要な、たんぱく質、マグネシウム、カルシウム、鉄分、亜鉛などの栄養素が含まれていますので、子どものおやつにおすすめです。
次に納豆です。
「小松菜の納豆和え」
茹でた小松菜と納豆を和えるだけの簡単メニュー。栄養豊富な小松菜が食べやすくなるところが人気です。
小松菜は天然のマルチサプリと言われるほど栄養価の高い野菜です。もちろん身長を伸ばすために必要なビタミン類、ミネラル、鉄分も豊富です。
納豆も大豆たんぱくをはじめ、大豆類に多く含まれるアルギニンも含まれています。身長を伸ばす要素がたっぷりあるメニューですね。
続いて高野豆腐 です。
「高野豆腐の卵とじ」
出汁を含ませレンジで調理した高野豆腐を卵とじに。ボリューム感が人気のおかずです。
高野豆腐には大豆たんぱくをはじめ、骨の成長に関わるビタミンE、ビタミンK、カルシウムやアミノ酸も豊富です。
また、卵黄は男性ホルモンの一種テストステロンの分泌を促す効果が。身長を伸ばす為には、ぜひ、全卵を使用しましょう。
最後に牛乳です。
「具沢山シチュー」
野菜と肉や魚を使ったシチューは、身長を伸ばす要素がたっぷり詰まったメニューです。
いちどに豊富な栄養素が摂取できるところが人気です。お好みの野菜に組み合わせるたんぱく質は、シチューによく合う鶏肉、豚肉がおススメです。
魚ではサーモンがおススメです。サーモンには身長を伸ばすために必要なビタミンがすべて含まれています。牛乳が苦手でも挑戦できるメニューではないでしょうか。
どの食材も身近なものですし、人気のメニューも、簡単で日々の食事に取り入れやすい一般的でなじみのあるものばかりです。
ぜひ、今日から身長を伸ばす食べ物を積極的にとり入れましょう。
身長を伸ばす方法子供に人気の食べ物は何?
身長を伸ばすのに様々な栄養が必要である事がお分かり頂けるかと思いますが、それでもお子さんは好きな食べ物を食べたい年頃です。
ここからは、それぞれの年代別で人気の食べ物についてまとめていこうと思います。
まずは、幼児です。
子どもが好きな食べ物で、身長を伸ばす効果がある食べ物といえば、やはり「肉」ですね。
肉は食事に気を配る身長を伸ばす方法としては欠かせないたんぱく質です。
幼児期の子どもには、肉は肉でも食べやすい物が人気です。幼児とは、1才から小学校就学前の子どもと定義づけされているので、幼児に人気の食べ物、といっても年齢によって食べられるもの大きな差がありますね。
よって、ここでは離乳食が完了し、おおよそ大人と同じようなものを食べられるようになった幼児を対象にしたいと思います。
まず、たんぱく質、肉類ですと、ハンバーグ、ミートソーススパゲティ、から揚げが人気です。植物性たんぱくの食べ物、納豆も食べやすいので人気がありますね。
一方、魚はあまり人気がないようです。ただし、幼稚園の年長くらいの幼児にはお寿司も人気があります。
身長を伸ばすのに欠かせない骨の材料になるカルシウムは、牛乳、チーズ、ヨーグルトなど。乳製品は比較的どれも幼児には人気です。
ビタミンDが多く含まれるのは魚です。幼児期には食べにくい魚ですが、食欲がなくてもご飯に乗せて食べられる、しらすやたらこなどの魚卵は子どもの大好きな食べ物です。
幼児期は色々な食材を体験するじきでもありますね。
身長を伸ばす栄養素を意識した食事よりも、将来好き嫌いのないようにするために、食べる楽しみを学ぶことが幼児期にピッタリの身長を伸ばす方法ですね。
次に小学生 です。
小学生になると食べ物の幅がさらに広がってきます。また、人気の食べ物も幼児とは違い、大人の趣向に近いものも出てくるようです。
小学生の好きな食べ物ランキングは
- 1位 カレー
- 2位 寿司
- 3位 から揚げ
- 4位 ハンバーグ
- 5位 ラーメン
となっています。
これらの順位を見てみると、5位 ラーメン以外は身長を伸ばすために必要な栄養素が含まれているメニューばかりですね。
特に1位 カレーはたんぱく質が摂取できる肉と、ビタミン類が摂取できる野菜が一緒になっています。
食事を、身長を伸ばす方法と考えたとき、不足している栄養素を副菜にプラスすることを意識しましょう。
例えばカレーの時はカルシウムの副菜をプラスするとよいでしょう。
寿司の時はサラダをプラスするといったように、全体の栄養を考えて子どもの好きな食べ物を出すというのも身長を伸ばす方法の一つです。
身長を伸ばす方法 食べ物まとめ
身長を伸ばす為に意識的に摂取していかなければならない食べ物は、肉や魚などのタンパク質、乳製品などのカルシウム、野菜などのビタミン類、を中心とした幅広い食材です。
まとめてみると、我々は普段から身長を伸ばすために必要な栄養素を摂っていますね。
「大切なのは、バランスです。」
子どもには、幼児期のうちから色々な食べ物を食べる事を体験させ、偏食にならないような食育をするのが一番の身長を伸ばす方法と言えるのでは無いでしょうか。