背が伸びる寝方とは?眠るときに気をつけたいポイントってなに?
成長期に十分背を伸ばすためには、「栄養」「運動」「睡眠」という3つの要素が必要と言われており、それぞれが重要な役割を果たしています。
これらは相互に関連しあっているので、一つの条件だけを完璧に満たしてもその他がおろそかになっていると、十分に身長が伸びないという可能性が生じてしまいます。
もちろん、身長の伸びには遺伝的要素も関係していますので、3つの要素をそろえたからといって確実に背が高くなれるわけではありませんが、「できるだけ背が高くなりたい」と思っているのであれば、少なくとも必要といわれる条件は満たしておきたいですよね。
故に、今回は3つの要素の一つである睡眠について、身長を伸ばすためにはどのように寝るのが良いのか考えてみましょう。
背が伸びる寝方
まず、寝る時の姿勢についてですが、人にはそれぞれ癖ともいえる好きな寝方がありますよね。
仰向けにおとなしく寝る人、横向きに寝るのが好きな人、うつ伏せが心地よく感じる人・・・と寝相はさまざまです。
しかし、こうした寝方が背が伸びる、伸びないに関係しているとしたらどうでしょう? 少しでも背が伸びる寝方をしたいですよね(#^.^#)
実は、寝る時の姿勢は起きているとき以上に重要だとする見方があります。
それは一つには、睡眠は心身のストレスを解消する貴重な時間なのですが、不自然な姿勢で寝ると質の良い睡眠が確保できず、疲れを取り切れないままになってしまうからです。
朝起きたばかりなのにすでに「疲れた」と感じるような場合は、寝る姿勢に問題があるかも知れないので気をつけた方がいいかも知れませんね。
また、もう一つの理由としては、寝方次第では背骨に負担がかかったり、骨盤にズレを生じたりして、それが体のゆがみになってしまう可能性があるからです。
それが原因で腰痛を抱えてしまっては大変ですし、背骨がゆがんだり、骨盤が傾いて前かがみになったり、逆にお尻が突き出て反るような形になってしまっては、普段の姿勢にも影響しそれだけで身長が低く見えてしまいます。
寝る姿勢にこだわることは、私たちが思っている以上に重要なことなんですね。
背が伸びるのを妨げる寝方って?
成長期に背を十分伸ばす上でその妨げとなってしまう寝方をまとめると、
- 丸まったりゆがんだり背骨に負担のかかる寝方
- 呼吸や血液の流れを妨げる寝方
ということができます。
この条件に照らし合わせると、横向き寝は、大人の場合はいびきの解消や胃腸への負担軽減(右半身を下にする場合)には良いとされていますが、成長期の子供の場合は背骨のゆがみにつながりかねないので、避けた方が良いようです。
またうつぶせ寝については、胸部に長時間圧迫が生じるため良くないとされています。
さらに、首を横に向けるので骨格のゆがみにもつながりますし、つま先も倒して寝ることになりますのでO脚になる可能性もあるとか。
乳幼児に至っては、仰向け寝に比べて乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が高まるというデータまで出ていますので、うつぶせ寝は危険といっていいかも知れません。
背が伸びる寝方として望ましいのは「仰向け寝」
では、どのような寝方が望ましいのかというと、ズバリ、あおむけに寝ることです。
最も背骨に負担がかからず、血流の流れを妨げないので安眠できるというのが理由ですね。
胸を圧迫することもないので呼吸が深くなり、寝返りが打ちやすいのも、良質な睡眠に適しているとのことです。
但し、その場合も首が曲がらないよう枕の高さには気をつけたり、寝具が柔らかすぎて腰が沈み負担が掛かからないようにするなど、身体に適した寝具を選ぶ配慮が必要です。
このように条件で見ると難しく感じるかも知れませんが、要は朝起きたときにスッキリできるよう、のびのびと熟睡できる寝方がイイということですね(#^.^#)
背が伸びる睡眠
既に述べたように、心身の疲れを取る睡眠は、子供から大人に至るまですべての人にとって大切な時間ですが、もう一つ重要な意味があります。
それは、成長ホルモン。
成長ホルモンは、大人の場合は代謝を促す上で重要となりますが、成長期の子供にとっては骨の成長を促す=身長を伸ばす意味において重要です。
その成長ホルモンが分泌されるのが睡眠中だからなのです。
但し、成長ホルモンを多く効率よく分泌させるためには、質の良い睡眠を十分な時間とる必要があります。
というのも、質の良い睡眠とは脳が休息状態にある「ノンレム睡眠」を指すのですが、このノンレム睡眠にこそ成長ホルモンが一番多く分泌されるからです。
私たちの睡眠は、深い眠りといわれるノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠が周期的に繰り返されているそうです。
その周期は一般的に90分サイクルであることが多いとか。
入眠から30分程度で最も深いノンレム睡眠に入り、その後90分サイクルでレム睡眠とノンレム睡眠を4~5回繰り返すのだそうです。
よく「午後10時から午前2時までが睡眠のゴールデンタイム」といわれますが、これはこの時間帯にあたる最初の周期のノンレム睡眠が最も眠りが深く、最も多くの成長ホルモンが分泌されるから。
効率よく成長ホルモンを分泌させるためには、ぜひとも寝ておきたい時間帯ということなのです。
また、単純に考えてもノンレム睡眠を4回繰り返すよりも5回繰り返す方が成長ホルモンを多く得られます。
「寝る子は育つ」というのは本当なんですね(#^.^#)
こうした観点から、ベストとされる睡眠時間は成長段階に応じて次のように考えられています。
- 小学生 10時間
- 中学生 9時間
- 高校生 8時間
中学生以上になると、部活や受験勉強で遅い生活時間帯になり、塾通いなどで睡眠のゴールデンタイムといわれる午後10時に就寝することは難しくなりますが、せめて11時にはお布団に入るようにしたいですね。
そして、質の良い睡眠を得るために、就寝前の行動には気をつけておきたいポイントがいくつかあります。
それは・・・
- 食事は就寝の3時間前までに済ませておく(消化中は質の良い睡眠が得られないから)
- 入浴は就寝の1時間前までに済ませておく(体温が下がるタイミングで深い眠りにつけるから)
- パソコンやスマホの画面を寝る直前まで見ない(ブルーライトは脳神経を興奮させるから)
- 寝る前にストレッチをするとよい(リラックスして血流も良くなるため安眠できるから)
最近の傾向でいえば、最も気をつけなければならないのは、スマホの見過ぎでしょうか。
この点は、親として注意を促したいところですし、大人の私たちも気をつけなければいけませんね(^^;)
背を伸ばす寝方・睡眠のとり方 まとめ
1日の3分の1、ひいては人生の3分の1にも相当する睡眠時間は、心身の疲れをとるためにも、そして成長ホルモンの分泌を促すためにも重要です。
特に、成長期には睡眠が背を伸ばす重要な要素の一つになりますので、次のポイントを意識しながら質の良い睡眠を心がけましょう。
- 寝る姿勢は、背骨に負担がかからず呼吸や血流を妨げない「仰向け」が望ましい。
- 深い眠りであるノンレム睡眠の時間を多くするため十分な睡眠時間を確保する。
食事や入浴の時間帯、スマホを使う時間に気をつけるだけでも睡眠の質は上げることができますので、規則正しい生活リズムも心掛けたいですね(#^.^#)
また、快適な眠りをサポートする手段として、寝具の質にこだわってあげるのも一つの方法です。
最近の子供たちの中には、ストレートネックやスマホ首、腰痛の悩みを抱えている子が少なくありません。勉強やスポーツによる体の疲れを質の良い睡眠で解消するためにも寝る環境はとても大事ですね(#^.^#)
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