身長を伸ばす方法で食事は大事!朝、昼、晩の食事量や食事時間を意識しよう
身長を伸ばす方法の中でも、食事に気を配ることはとても重要です。
身長を伸ばすということは体を大きく作ること。体を作る為には食事はとても大切ですね。
特に成長期は、身長を伸ばす方法を実践する絶好の機会。この機会に、朝、昼、晩、きちんと三食の食事を規則正しく摂りましょう。
身長を伸ばす方法としての食事のとり方にはいくつかのポイントがあります。
成長期の体を作るのに効果的なおススメの食事方法をご紹介します。
身長を伸ばす 食事は朝、昼、晩で意識したいポイントは?
身長を伸ばすために、食事のとり方は是非意識したいところです。
まず、基本となるのは、朝、昼、晩、三食の食事を摂ることと、食事の時間を規則正しくすることです。これらは、栄養バランスと同じくらい大切な要素です。
なぜなら、規則正しい食事のリズムは成長ホルモンの分泌に大きく関わっているからです。折角、栄養のバランスが取れた食事内容でも、回数も時間も不規則であっては効率の良い身体づくりはできません。
三度の食事と規則正しい食事時間があってこそ、栄養バランスのとれた食事が意味を成すのです。
身長を伸ばすために、特に必要となる栄養素はカルシウムとたんぱく質です。
ご存じのとおり、カルシウムは骨を構成する成分です。骨の成長には欠かせません。そしてたんぱく質は血や筋肉を作ります。骨や筋肉の成長で身長が伸びるわけですから、これらの栄養を朝、昼、晩、それぞれの食事に意識して摂取していきます。
それでは、朝、昼、晩、とそれぞれ食事の摂りかたのポイントを見てみましょう。
朝の食事は体を目覚めさせることから始めます。
まず、水分補給で体内の循環を活性化させましょう。
起きたらまず、コップ一杯の水を飲みます。ここで注意していただきたいのは、うがいをしてから水を飲むことです。
寝ている間に繁殖した口の中の雑菌まで飲み込んでしまうことになるからです。
そして便秘がちな方は冷水を、お腹の弱い方は白湯を、それ以外の方は常温の水を飲みましょう。
朝の食事にももちろん、カルシウム、たんぱく質をはじめ、バランスの良い食事を心がけてほしいのですが、朝からあまりボリューム感のある食事はできない方も。
そんな時は無理に肉や魚を食べようとせずに、牛乳を飲んだり、豆腐のみそ汁を飲んだりと、工夫してみましょう。
特に意識したいのはビタミンDです。ビタミンDはカルシウムの吸収を高める栄養素です。
運動による刺激で骨の形成が刺激されると言われています。ビタミンDは太陽の光を浴びることによって皮下で体内合成される成分ですが、一日の活動の初めに十分なビタミンDで骨の成長を高めましょう。
昼食で特に意識したいのはたんぱく質です。
午前中、活発に活動した後は筋肉が損傷したり疲労したりしています。たんぱく質を十分に摂取して筋肉の回復や形成を促しましょう。
たんぱく質を多めに、カルシウムをはじめ、ビタミン、ミネラル、炭水化物も十分に取りましょう。
昼食は一日の食事の中で一番ボリュームがあるのが理想的です。そして学校に通っているお子さんはなかなか難しいことですが、できれば昼食後は30分程度の休憩をすると吸収が早まり効率の良い身体づくりができます。
夕食は一日の食事の中でもっとも充実した内容にすることが大切です。
成長ホルモンは睡眠後に分泌され、そこから体の成長が始まります。
つまり、夜は体が作られる大切な時。睡眠の前の食事で身長を伸ばすための栄養素を十分に摂取しておけば、効率のよい成長が望めるはずです。
夕食には朝、昼、と同様にカルシウムやたんぱく質も十分に摂取して欲しいのですが、夜は低脂肪を心がけましょう。
脂肪分の多い肉などの動物性たんぱくや、刺身などの生ものは、消化する時間もかかり胃腸に負担がかかります。
消化吸収を効率よく働かせるためには野菜を中心とした食事が理想的です。
成長期のお子さんが物足りなさを感じる場合は、赤みの肉や魚を選び、ボリュームを補いましょう。
もっとも重要なのが必須アミノ酸です。たんぱく質は20種類のアミノ酸で作られています。
しかし、この20種類のアミノ酸のうち9種類のアミノ酸は体内で合成されない種類のアミノ酸です。
この9種類のアミノ酸が必須アミノ酸と呼ばれています。必須アミノ酸はその名のとおり、体に必須な栄養素にもかかわらず体外から取り入れなければならない物質です。
たんぱく質を十分にとり入れる為にはこの必須アミノ酸を意識的に摂取する必要があります。豚肉や牛肉、鶏肉などの肉類や、豆腐、納豆などの大豆製品、マグロ、アジやイワシ、サケなどの魚類、卵などに多く含まれています。
また、夕食に是非取り入れたいのは成長ホルモンの促進に関わる栄養素です。成長ホルモンの分泌を活性化させる栄養素で注目されているのがアルギニンです。
アルギニンもたんぱく質を構成しているアミノ酸の一つですが、必須アミノ酸のうちには入りません。
しかし、子どもの成長に不可欠な成分といわれています。アルギニンが多く含まれている食べものは肉類、ナッツ、大豆、玄米、レーズン、エビ、牛乳など。アルギニンの他にも、リジン、オルニチン、グルタミンといったアミノ酸も成長ホルモンの分泌を促進させる効果を持ちます。
アミノ酸以外にも、ビタミンB6、亜鉛、なども成長ホルモンの分泌を促す働きをします。これらの栄養素を、夕食に意識して摂取することによって、効率良く効果を発揮して身長を伸ばす手助けになります。
身長を伸ばす 食事量について
たくさん食べて大きくなるよう、ついつい子供に声掛けしてしまうような気がしますが、果たして本当にたくさん食べると大きくなるのでしょうか。
身長を伸ばすことと食事量の関わりを考えてみましょう。身長は骨の成長によって決まります。
そして、その成長の限界は極めて遺伝的なのです。人の骨には骨端軟骨というのが両端にあり、その部分を骨端線といいます。
骨端線は成長期が終わりを迎えるとともに役割を終え、軟骨ではない骨に変わります。
そこが骨の成長の終わりであり、身長の伸びも止まります。
この骨端線の働きや消える時期は個人差がありますが、その個人差は食事の量に由来するものではなく遺伝に由来があるのです。
そのため、どんなに食事量を充実させても、最終的にどのくらい身長が伸びるのかは初めからおおよそ決まっているのです。
ただし、誰もが生まれ持った最大の身長まで成長できるわけではありません。成長は、食事、運動、睡眠など、生活の仕方に大きく左右されます。
例えば、大きく身長を伸ばす骨端線を持っていても食事量が足りていなければ、骨は成長することができません。
また、食事量が足りていても栄養が偏っていたり、極端に睡眠時間が足りなかったりする場合なども身長は伸びないのです。
身長を伸ばすためには食事量よりも生活の質が重要だということです。
身長を伸ばす 食事 時間は関係するの??
身長を伸ばすことを意識した食事をお伝えしてきましたが、食事の時間はどのような注意が必要なのでしょうか。
前述の通り、規則正しい食事の時間が大切です。規則正しい食事の時間となると、
- 朝は7時に朝食
- 昼は12時
- 夜は7時
というような時間帯を思い浮かべてしまいます。
しかし、それぞれのライフサイクルの中ではこのような時間にきっちり合わせるのが難しい場合もありますね。
規則正しい食事の時間というのは、毎日、だいたい同じような時間に食事の時間を設定することです。それほど難しく考える必用はありません。
朝は通学時間、夜は習い事など、それぞれのご家庭のスケジュールによって食事の時間もそれぞれです。
例えば、朝食が6時なら毎日6時に、夕食は8時なら毎日8時というように、暮らしに合わせて無理なく決めてみましょう。
毎日、同じ時間帯に食事をすることが大切です。身長を伸ばすには生活のリズムが重要だからです。
リズムのある生活は成長ホルモンの分泌を安定させます。それぞれにあった規則正しい食事時間を考えてみましょう。
身長を伸ばす方法 食事まとめ
身長を伸ばす方法として、食事はとても大切な要素です。朝、昼、晩、きちんと三食食事を摂ることは大前提。
そして食事量よりも質が重要ですね。カルシウムやたんぱく質を中心とした栄養バランスの良い食事心がけましょう。
また、食事をする時間を規則正しくすることによって、生活のリズムが整います。
成長期に食事、運動、睡眠、を充実させることが骨の成長に繋がり、この全ての要素を意識することが効率良く身長を伸ばす方法です。