高校受験の面接対策!予想される質問項目と自己PRのポイント、面接マナーをチェック!
1月も終わりを迎えている今、受験シーズン真っただ中といった感じですね。
日本列島にはこの冬一番の寒気が襲い、各地で思いもよらない雪を降らせるなど寒さがピークを迎えていますが、受験対策は大詰めを迎え、受験生の追い込みはにわかに熱を帯びています(#^.^#)
実は我が家には高校受験を控えた娘がおりまして、私も彼女が風邪をひかないようにいろいろ気を配っているところなのです。
なんでも、いよいよ私立、公立の推薦入試が目前に迫った今は、学校や塾で盛んに面接練習が行われているとか。
初めての面接を体験するとあって、風邪をひいてその練習に参加できないと「すごく困る」と言っているのです(^^;)
なるほど・・・気持ちはすごくよくわかります。
そりゃあ緊張するあというほうが無理ですよね。
きっと、全国各地で同じような緊張をまとった受験生が練習を繰り返しているのではないでしょうか。
そこで今回は、高校受験の面接にスポットを当て、今どきの面接ではどんな質問がなされるのか、また答える際にはどのようなポイントに気を付ければよいのかなど、面接を上手く乗り切るための対策について探ってみたいと思います。
高校受験の面接にはどんな質問がなされるの?話題のニュースも知っておいた方がいい?
高校受験で面接が行われるのは、一般的には私立高校と公立高校の推薦入試において。 公立高校の一般入試では、面接を取り入れている学校もあることはありますが、数的には面接なしのところがほとんどです。
では、そんな高校受験の面接では、どういった質問がなされるのでしょうか?
実際に聞かれた質問項目は学校によって異なりますので、過去問などをチェックして頂くとして、ここでは一般的な質問項目についてまとめてみましょう。
最近の傾向をみてみると、こんな質問がよくなされているようです。
- 個人情報・・・受験番号、姓名、生年月日、自宅の所在地、高校までの交通手段、家族構成など
- 学校生活について・・・学校名と所在地、クラス担任や校長先生の名前、在学校の特色、学級での係活動と仕事内容、部活動(または生徒会活動)、中学校で頑張ったこと、高校に入ってやりたいこと、得意、不得意科目、修学旅行の思い出など
- 自分の性格について・・・長所と短所、父母から注意を受けること、友達関係、尊敬する人物とその理由
- 趣味などについて・・・趣味や特技、余暇の使い方、最近読んだ本とその感想など
- 今後の進路について・・・志望動機、部活動、将来の夢(目標)など
- その他・・・最近印象に残ったニュース、通っていた塾について聞かれる場合もあり
いかがでしょう?
どれもよく聞かれそうな質問項目ではありますが、中学3年生の子供にとっては答え方が難しいものもあるでしょうか(#^.^#)
体験したこと、思っていることを正直に述べるだけでいいとは言われても、子供の性格もありますし、そういう状況は人生で初めてのことなので、理路整然と答えるのはなかなかに難しいことと思われます。
しかも、面接の場面では話し言葉(=口語調)ではなく、丁寧語や尊敬語を交えた文語調で話さなければなりません。
例えば、「お母さんがそう言ってた」というところを「母がそのように言っておりました」という感じですね。
うーん・・・うちの子はきちんとわきまえて使い分けができるだろうか・・・?
こういうところで私たち親の普段の至らないしつけが出てしまう気がしております(^^;)
そして、注意が必要なのは、その他にある「最近印象に残ったニュース」について。
中学生といえども、日本で起こっていること、世界で今起きていることについて無関心というのはよくありません。
社会性を判断する材料としてもこの質問は必ずと言っていいほど出題されると思われますので、新聞やニュースに目を通して、大筋だけでも知っておく必要がありますね。
そのうえで、自分はそれについてどう思うのか、意見を整理しておかなければなりません。
それも自分の言葉で。
差しさわりのない意見や模範解答を丸暗記したところで緊張状態の中では頭が真っ白になることも起こり得ます。
そうなっては何も言葉が出てこなくなり、パニックにもなってしまいますので、浅い理解であろうと、間違った見解であろうと、自分の言葉で伝えられるよう整理しておいた方が良いと思われます。
因みに、娘はこのニュースに対する自分の意見に自身がないようで、「私は○○○○と思うんだけど、これって変な意見かな?」と盛んに気にしていましたが、塾での指導は「それが今の時点のあなたの理解の仕方であり意見ならば、私はこう感じていますと自信をもって答えたらいいよ」というアドバイスだとか。
こうした面接では、ハッキリ自分の考えを述べることができるか、また難しくても相手に伝えようとする誠意を持っているかが問われるとのことですので、頑張って表現してほしいところですね(#^.^#)
ただ、「絶対○○でしょ」や「○○が悪い」と頭から決めつけるような表現は避けたほうがいいですよね。
要は、自分も社会の一員であるという意識の問題です。
今後のためにもこの際、世の中の動きに興味を持ち、さらに自分ならどのように感じるか表現する訓練をしていくとよいのではないでしょうか。
面接につきものの自己PRで気を付けるべきポイントとは?
面接においては、必ずと言っていいほど自己PRの質問がなされますが、ここで気を付けるべきポイントとはどのようなものでしょうか?
高校受験だけでなく、その先の就職活動でもこの質問は繰り返されると思いますので、必ず自分なりの回答を用意しておきましょう。
聞かれる形としては、「ご自分の短所・長所を述べてください」や「お友達との関係の中であなたはどのような役割を担っていますか?」が多いとか。
その際、ありきたりな紋切り型の表現で「長所は○○なこと、短所は○○なことです」で終わらせるのは、すっきり応えられているようで面白味もあなたらしさも伝わらない表現といえます。
長所については、その根拠となる例え話などを付け加えると相手も納得しやすいですし、短所については自分の良くない点を言いっぱなしにするのではなく、「そういった点を自分で理解しているので、努めて普段から○○するようにしています」や「○○するようにして克服してきています」など、リカバリー要素をプラスして伝えると好印象とのことです。
学校生活に対する質問で「中学校生活で頑張ってきたこと」や「高校で学びたいこと・目標」について聞かれる場合も同様ですが、面接官はその子の長所・短所そのものや目標(夢)の内容を評価するわけではないそうです。
時系列に沿った過去・現在・未来の質問をすることで、その子がどのような価値観を持っているか、夢を実現するためにどのような努力をするのか、その姿勢や意思の強さを評価するとのことですので、抽象的な表現に終始するよりは、具体的なエピソードを混ぜながら筋の通った話をする方が望ましいと思われます。
高校受験では集団面接(グループ面接)の場合もアリ!そのとき気をつけたいこととは・・・
高校受験の面接では、学校によっては一人ずつの個人面接ではなく、3人ずつ、5人ずつといったグループに分けて一緒に行なう集団面接の場合もあります。
質問内容については個人面接と大きな違いはないのですが、こうした集団面接の場合、受け答えの仕方や答える内容によって悪い方向に目立ってしまうと評価がマイナスになってしまうので注意が必要です。
気をつけるべきポイントとは、
- 姿勢が悪くなっていないか(背筋が伸びていない、女子の場合は足を開いて座っているなど)
- 声が小さくなっていないか
- はきはきと答えているか
- 自分の言葉で自分の思いを表現しているか
中でも姿勢は最も大事です。
個人面接では気にならない程度のものでも、集団の中では目立つもの。
背筋は必ずピンと伸ばし、猫背にならないよう気をつけましょう。
そして、声の大きさも小さいと想いが強く伝わりづらいだけでなく、集団の中では自信のなさとして悪い印象の方で目立ってしまいます。
はきはきと大きな声で答えましょう。
また、集団面接では順番に答えていくよう指示される場合もありますが、挙手によって自主的に発言を促される場合もあります。
もちろん、積極的に応える姿勢は好印象を持たれますが、後の方に答えたからといってそれが不利になるわけではありません。
ただ、あとで答えると、自分が言おうとしていたことを前の人に言われてしまい、「どうしよう?」とパニックになってしまう人がいますので、それが心配な人は早い順番で答えるようにするといいですね。
でも、同じ内容だとしても、自分の言葉で自分の想いをしっかり表現すれば大丈夫なんですよ(#^.^#)
パニックになるのは、「この表現がポイントが高いだろうから」と模範解答を丸暗記しただけの場合に起こりがちです。
あくまでも面接は自分を表現するための場なので、想いを自分の言葉で面接官に伝えられるよう練習しておきたいですね。
高校受験の面接に関するまとめ
小学校や中学校で受験を経験してきた人以外は、高校受験で初めて面接を受けることになりますので、ものすごく緊張すると思われます。
しかし、面接での態度や受け答えは合否を決める重要な要素となりますので、学力面だけでなくここもしっかり対策をとっておきたいところです。
その為には、事前に予想される質問項目に対して自分なりの回答をまとめておくなど準備が必要です。
学校や塾で面接練習も数回行われますので、そこで回答内容をチェックしてもらい、緊張状態の中でも自分の言葉でしっかり思いを表現できるよう、応答の仕方を十分練習しておきましょう。
その際は、最低限の面接マナーは押さえておきたいもの。
歩くときや座ってからの姿勢、声の大きさといったポイントを踏まえ、中学生らしいはつらつとした受け答えができるよう、私たち親も練習に付き合うなどできるサポートしていきましょう(#^.^#)