身長を伸ばす ストレッチ方法で子供の身長が10cm変わるの?朝、晩で行うべきストレッチ方法を公開
身長をもう少し伸ばしたい!
そんな時に日々のストレッチを続けるだけでも効果的な事があるのでしょうか?
ここでは子どもの身長を伸ばしたいと願う親御さんのために、朝と晩で行うストレッチや正座後のストレッチをまとめましたので、参考にして頂ければと思います。
身長を伸ばすのに正座は良くない?正座のあとのストレッチ法
現代の生活では正座をする機会はグッと減りましたが、冠婚葬祭や武道や書道などの習い事など正座をしなければいけない場面もあります。
この正座、身長を伸ばしたい人にとっていい影響を与えないとも言われています。その理由は「膝関節に大きな負担が掛かる」からです。
正座は可動範囲いっぱいまで膝を折り曲げて足に全体重の負荷がかかる座り方です。この姿勢は膝の半月板に大きな負担となり、脱臼しているような状態でもあります。
また、正座をしている時間が長くなると、身体の重みで足が圧迫されて痺れが出てきます。
これは血流が悪くなることで起こり、血流の悪化は身体に栄養が十分に行き届かなくなる可能性があります。
また、正しい姿勢での正座ではなく、どちらか片方や前後に偏った体重のかかり方の正座をしていると骨盤がゆがむ原因にもなります。
このように、膝や骨盤、血流にも負担が掛かりやすい正座が長時間に渡る場合は、身長を伸ばしたい人にとっては、あまりいい影響を与えないと言えます。
しかし、生活していく上でどうしても正座をしなくてはいけない時もあります。
正座を長くした後、ストレッチをすることで負担のかかった膝や足をリラックスしたり、ゆがんでしまった骨盤を正しい位置に戻す効果が期待できます。
固まってしまった足をピーンと真っ直ぐ伸ばすストレッチ。
立っていても座っていてもできる前屈ストレッチをしましょう。両足を揃えて真っ直ぐ立ち、膝を曲げないようにしてつま先の方へ身体を曲げていきます。
座っている時も同様で、膝を床につけたまま呼吸をゆっくりと意識しておこないます。
太ももの裏側がピーンと張る感覚は筋肉が伸びている証拠です。このストレッチは骨盤を真っ直ぐに保つ効果や足の骨の発育を促す効果も期待できます。
足首をほぐすストレッチ
長い時間正座をしていると同じ態勢が続くことで足首が固まってしまいます。血流を良くして、固まった足首をほぐします。
足首から先をまっすぐに伸ばし、指を上から手で押して足の甲を伸ばします。
また、正座の状態から足首を起こして足指の裏を床につけて、かかとを立てた上ににおしりをのせるのも固まった足首を伸ばす効果があります。
足首をグルグル回したり、足の甲を上下に動かすような動きのあるストレッチは正座の前におこなうと足首が固まるのを防ぎます。
身長を伸ばす 朝起きたら行うストレッチは?
朝起きた時におこなうおススメのストレッチをご紹介します。
起きたばかりの身体は寝ている間、同じ姿勢を続けていたことで固まってしまっています。
その固まった身体を伸ばしてスッキリをした目覚めを迎えるストレッチを習慣にしましょう。
身体を伸ばすストレッチ
起きたばかりの身体で突然色々な動作をすると筋肉痛やスジを傷めたりする恐れがあります。
まずは横になったまま両手を頭の上で組むようにして身体を伸ばします。そして組んだ手を見るように首をゆっくりと伸ばして5秒キープ、そしてゆっくり元に戻します。
これを5回繰り返します。
股関節を柔らかくするストレッチ
リンパが集まっている股関節のストレッチをすると、血行が良くなって不要な水分や老廃物が流れやすくなります。
また、股関節を柔らかくすると足全体の動きがよくなり、良い姿勢にもつながります。
床に座って足の裏同士をピッタリと合わせ、背筋をまっすぐにして余分な力を抜きます。
そして膝が床から離れないようにして、上半身を前へ倒します。股関節の開きを感じながら20~30秒キープします。
これを3回繰り返します。
骨盤のゆがみを元の位置に戻す股割りストレッチ
身体がほぐれて準備が整ったら股割りストレッチをします。股割りは慣れるまでは無理をせず、少し痛いと思うあたりで開脚を調整し、ゆっくりと腰を落として10秒キープしたらまたゆっくりと元の姿勢に戻ります。
背筋を伸ばして立ち、肩幅より少し広めに足を開くのがポイントです。つま先を広げる角度を広げていくと負荷が重くなり効果的ですが、最初は30度ぐらいの角度で外に向けるよう意識しましょう。
膝はつま先の方向へ向け、伸ばした背筋が丸まらないよう垂直に腰を落とします。
上手くいかない人は開脚の角度を少し狭くしたり、股関節ストレッチを入念におこなって股関節を柔らかくしてから股割りをやってみてください。
無理をすると転倒の恐れもあるので十分注意します。
股割りストレッチを続けていると骨盤が元の正しい位置に戻っていきます。骨盤のゆがみがなくなり、正しい姿勢になったら身長が伸びたという声もあります。
身長を伸ばす お風呂の中で出来るストレッチとは?
お風呂の中や湯上りにストレッチをおこなうのは初心者や身体の固い人にもおススメです。
お風呂で温まった身体は筋線維(筋肉を構成する繊維状の細胞)が温まり伸びやすくなっています。
温まった身体は柔軟性も高まっているので、無理なくストレッチをおこなうことができます。
太ももの裏ストレッチ
湯船につかりながらできる太ももの裏の筋肉を気持ちよく伸ばすストレッチです。続けると身長の伸びに効果的です。
湯船につかったまま膝を曲げて座り、膝の下で両手を組みます。片足をゆっくりと上げて真っ直ぐ伸ばして10秒キープします。
この時、持ち上げていない方の足の裏が浮かないよう湯船の中で踏み込むようにします。
足をまっすぐ上の方に伸ばすのは普段は痛みが強く出る人もいますが、お風呂で温まっている時はやりやすい上痛みも軽減できます。
両足を交代で5回おこないます。
太ももの付け根のストレッチ
骨盤のゆがみやズレをそのままにしておくと、身長が伸び悩む原因となります。この太ももの付け根の筋肉が緊張した状態が続くと、骨盤が引っ張られるのでゆがみが出やすくなります。
立て膝をして重心を前に持っていくように前傾姿勢を取ります。上半身は真っ直ぐの姿勢をキープしたまま、後ろにくる方の足は膝から足の甲まで床につけるようにします。
太ももの付け根の張る感じを意識して30秒キープし、左右どちらもおこないます。このストレッチは股関節をほぐす効果もあります。
タオルを使った湯上りストレッチエクササイズ
湯上りにおススメな軽いエクササイズです。他のストレッチと違って少し動きがありますが、背中の筋肉を鍛え、良い姿勢を維持するためにとても効果的です。
猫背や左右どちらかに曲がっているような悪い姿勢は身長が伸び悩みやすくなります。
タオルの片方の先を丸く結び、結んでいない方の端を右手で持って正面から背中に向かって振り下ろします。
振り下ろされたタオルを左手で背中の腰の辺りでキャッチし、左右交代で10回ずつおこないます。
身長を伸ばす 寝る前に行うストレッチとは?
一日活動して疲れた筋肉は固くなっているので、就寝前にはその筋肉の緊張をほぐすストレッチがおススメです。
成長ホルモンは寝ている間に最も分泌され、成長ホルモンのサポートで骨が成長し身長の伸びにつながります。
この骨の成長に筋肉がついていけなくなると痛みが発生します。これを成長痛と呼び、思春期の子どもが膝や股関節の痛みを訴えることがよくあります。
寝る前のストレッチで筋肉をほぐすことでこの成長痛の予防にもなります。
正座から後ろに倒れるストレッチ
この正座ストレッチは身長を伸ばすのに効果が高いと言われています。
正座の姿勢からゆっくりそのまま後ろへ倒れ、床に背中をつけたまま1~3分ほどキープします。この正座ストレッチは身体が固い人はやりづらいものです。
ストレッチは無理におこなうと思わぬ怪我のもとになるので、股関節や膝などを柔らかくするストレッチをおこなって身体の固さをやわらげ、様子を見ながら進めていきましょう。
このストレッチは太ももの表面の大腿四頭筋をほぐします。この大腿四頭筋は動いている時に常に使われている筋肉なので、誰しも一日の終わりには疲労を感じています。
太ももの表面が伸びているのを感じながら継続していると、ストレッチ後スッキリする感覚を感じるようになります。
背中の筋肉のこわばりを柔らかにするストレッチ
寝る前に背筋を伸ばすストレッチで背中の筋肉の緊張を取ると、身長の伸びに効果的です。
両手両足をついて四つん這いになります。この時、両手は肩の真下、両膝は股関節の真下になるようにします。
そして両手両膝で床を押すようにして、お腹をへこませて背中を丸めます。
そしておしりをかかとに乗せるように下ろして、手を前に伸ばして顔を床に近づけて後ろ重心の体勢になります。
この二つの動きで背中の筋肉が伸びて気持ちがいいと感じるはずです。呼吸をゆっくりと意識して、慌てることなくおこないます。